ふみえさんへの回答

ふみえさんへの回答
先ずはグラマリール25mgの作用時間は約3~4時間、コントミン(ウィンタミン)1錠(12.5mg)の作用時間は20~30時間と大きな違いがあります。さらにウィンタミン細粒ですと6~10mgと量調節が簡単です。認知症専門医ですと1日にウィンタミン細粒10mg(朝5mg、夕5mg)からスタートして患者さんの様子をみながら20~25mgまで増量して行きますので、この手順を正しく踏んで行けば呼吸抑制など起こす危険性は極めて低いと考えられます。私はこれまで慢性呼吸不全のピック患者100名以上にウィンタミンを使用していますが、一度も呼吸抑制をきたした事はありません。アルツハイマー型認知症の陽性症状(幻覚、妄想など)にはグラマリール、ピック病にはウィンタミン、レビー小体型認知症には抑肝散が第一選択薬と言われています。以上の理由から専門医によるウィンタミン使用は、それ程に心配する必要がありません。それ以外にもグラマリールとウィンタミンの使用方法は多彩なのですが、今回は要点だけを説明しました。他に何かご質問がありましたら、何時でもどうぞ。



はじめまして。今年の1月に母76歳の認知症状が見つかり、介護認定要介護1を受けました。私は千葉県に住み、母は父84歳と広島で住み、私は同居しておりません。兄弟もいませんので、毎月広島まで通っています。

買い物や入浴、掃除、炊事、洗濯、、は買い物過剰がありつつも、ほぼ自立。父は視覚障害1級で要支援2です。母が生活の一部を支えています。

3月にかかりつけ内科医の紹介で心療内科に受診しましたが、検査や医師の対応に母が激怒してしまい、以後、母は自覚はあるものの、忘れることを人に言われると激しく怒るので認知症の治療ができていません。

酷くなった記憶障害、お金や鍵への執着、頻繁な財布の移動、忘れ、探すことへのイライラ、一日中テンションが高めで何度も同じ話をする、毎日ではありませんが父との会話などで怒り出し、数十分から数時間怒ることが度々、、、、などの症状から、私も父も疲弊しています。

11月に私だけで専門医に相談したところ、母はアルツハイマーからピックへ移行しているのでは?ということで、鎮静剤を服用してまず興奮を抑えた方がいいとのことで広島の母のかかりつけ医になんとか出してもらうことにしました。

ウィンタミンまたはコントミン、あるいはグラマリールの選択の中で、医師にはコントミンを勧められました。母には肺気腫があり、お薬のことを調べましたら肺気腫にはウィンタミンもコントミンも慎重に使用しないと呼吸抑制が起きることがある、、、とありました。どの鎮静剤もリスクはあるとのことでしたが、肺気腫の悪化を心配し、迷っています。

ピックにはグラマリールは効かないでしょうか。肺気腫へのリスクがあってもコントミンを服用した方がいいでしょうか。

よろしくお願いします。

リナさんへの回答

ピック病の原因 :
残念ながら未だ正確には分かっていません。ピック球と云う変性細胞(顔で例えればシミ、ホクロ、ソバカスのような変化。頭髪で例えれば白髪、毛髪の後退)が前頭前野から側頭葉に蓄積して、性格の極端な変化が見られるのが特徴的です。
遺伝性について :
現在の所は遺伝的要素は否定的です。家族性アルツハイマー病のような遺伝子レベルの報告は確認されておりません。しかし、将来的には遺伝的要因が発見されるかもしれません。
交通事故による頭部外傷がピック病に移行するかの、
ご質問ですが、直接的な因果関係は否定的です。ただし、頭部外傷により神経細胞の損傷がピック病と同じように前頭葉に及べば、一見してピック病と似たような症状を示す事は考えられます。しかし、本質的には違う病状と考えるべきでしょう。



父親(66歳)が、多分ピック病です。
8年前に 車が大破する位の衝突事故を起こしましたが、本人は怪我一つなかったそうです。しかし、その頃から ハサミを『鉄の固まり』と言ったり、人格の変化が現れるようになってきました。かなり攻撃的になり、他人を気にせず 横柄な態度、突飛な行動を取るようになりました。

最初は、退職に伴う鬱病かとも思いましたが、症状から ピック病で間違いないと思います。今は、攻撃性はかなり薄れ 穏やかになりましたが、言葉の意味が全く理解出来ず、同じ言葉しか言えません。時間により 毎日同じ生活をして、同じものを食べています。なるべく一人にせず、母親と私の目の届く所に居させるようにしています。

そこでお伺いしたいのですが、ピック病は、交通事故のような 頭部衝撃が原因でなることもあるのでしょうか。

また、ピック病というのは 遺伝するのでしょうか。
色々調べてはおりますが、遺伝する 遺伝しない 様々なご意見があり、どっちなのか良く解りません。

交通事故との関連性をご存じの方がおられましたら、お伺いしたいです。
ちなみに、父の親(祖父、祖母共に)は、普通のガンで亡くなっています。父の兄弟3人も、皆 普通です

ピック病

ピック病の母の方への回答 幾つかの認知症の中でもピック病の方が一番病識が乏しく、病院にも決して行こうとはしません。先ずは近隣の認知症専門医か精神科医と事前の打ち合わせをしておいて、区役所から老人の健康診断の通知が来ているから、病院に行く必要があると説明します。お父さんも当然、一緒に行く振りをします。そこで血圧が高いとか糖尿病が見つかったとか、もしくは骨粗鬆症があったとかの診断をして頂き、ピック病の治療薬を投与をして頂くのです。この方法が駄目な時は、仕方がありません。強制入院です。熟練した専門医なら数日間で精神を安定させる事が出来るはずです。熟練した専門医を選ぶポイントはご家族の話を親身に聞いてくれる事、患者さんを不安にさせないよう常に笑みをもって対応してくれるかです。医学的に優秀であっても、人格的に円満な医師でないと、ピック病の治療は難しいかもしれません。もっと優れた医師は自宅への往診にも来てくれるはずです。大学とか総合病院だとかの看板だけに騙されてはいけません。優秀な医師を探すのは、ご家族の方の確かな目です。

初めまして 1年程前におかしいなぁと思いやっとの思いで母を病院へ連れていき前頭側頭型の認知症とわかりました  細かい検査を受けるのをとても嫌がりずっと診ていただいている内科へはいくのですが検査入院は嫌なので日帰りでの検査をやりました 現在は父と二人暮らしで遠距離なためこちらによびたく話をしても友達もいないし荷物も大変と嫌がります 友達も出来るようにするから...荷物も私達でやるといっても首をたてにふりません 只このままでは父が倒れてしまってからでは遅いので早めによびたいのですがあまり嫌がるのを無理に連れてきたら余計進行してしまうのではないかと悩んでます 薬も飲みたくない 病院もいきたくないと言ってるのでとても心配です  近くにいれば毎日でも顔が見れるので少しは安心できるのですがどのようにしたらよいのかホントに困ってしまいます

Sさんへの回答

Sさんへの回答
先ず多発性骨髄腫(M.M.)の治療と認知症の治療の同時並行の治療は容易ではありません。抗癌剤、ステロイド療法あるいは放射線照射その他に治験的な事もなさっていて、ご質問の内容を拝見する限り、現在の所M.M.の治療は成功しているのでしょうか。お父さまの認知症に関する病名は心療内科の医師の診断通り、前頭側頭型認知症(ピック病)ではないかと思います。では現在の担当医師は何故アルツハイマー型認知症の初期症状と診断なさったのでしょうか。自信を持って回答しにくいのですが、M.M.の治験薬の影響を考慮せずにはいられません。抗癌剤の弱毒化した物あるいは免疫抑制剤に準じた治験薬だと思うのですが、私にはその治験薬の成分が分かりませんので、推測の域を出ないのですが、その様な治験薬ですと時にピック病の興奮性が抑制されているかもしれません。その様に考えないと入院中の安定した精神状態が理解出来ないのです。そうであるならば、以前の心療内科の医師に相談して治験薬の話とピック病から少しアルツハイマーに移行(恐らくは治験薬の影響)した現在の病状にあった認知症薬の調整をしていただけるのではないでしょうか。これまでのお父さまの家庭内での暴力、罵声がトラウマになっていて、とても自宅での介護は無理だという思いは十分に理解出来るのですが、もしかすると以前の様な罵声がなくなっているかもしれません。距離的に可能であるならば当院での入院は可能です。しかしM.M.の完全な治療は困難で高度の腎障害、貧血、病的骨折(何でもない事で直ぐに骨折してしまう。極端な場合、寝返りだけでも)等の多くの問題を抱えていますので、生命的予後も長くはないのです。ですから可能なら認知症薬で調整しながら、大変でしょうけどご自宅で介護が出来るならばと、思われてならないのですが。介護の辛さが医者になど分かるかと、お叱りを受ける覚悟で申しております。





75歳父の事でご相談いたします。2年ほど前から家族に対して罵声、罵り、暴力が出るようになりました。また、食べ物に対しての執着、数々の奇行が出始めました。多発性骨髄腫(血液がん)の治療を治験でしておりその関係かなかなか他の治療や検査をしてもらえず、やっとの思いで心療内科にかかることができました。抑肝散を処方され半年ほど飲んでおりました。その時の診断名は前頭側頭型認知症と。薬を飲んでいても症状が改善されないためにメマリー、リスパダールと増やしていただきました。段々と行動の制限ができるようになったと思えたのですが2が月前くらいから一段とひどくなり車で迷子になる暴走をする。油を飲んでしまうなどの行動をしてしまうことになり、医療保護入院を進めていただくことになり、血液がんの治療ができる病院に任意入院しました。
検査をするということで病院にやっと連れて来ました。本人はこんなところに入れてと激怒しています。入院中は症状も比較的に穏やかで主治医の診断名はアルツハイマー型痴呆症の初期でこれ以上の入院は必要がないとのことでした。
しかしながら環境も違いストレスもない入院生活と日常生活では違うので、また同じことを繰り返すのではと心配しています。あの父の症状では家族の誰も止めることもできず、一段とエスカレートすると思っております。
家での介護には限界を感じております。しかしながら病院は退院しなければなりません。どのようにしたら良いのか本当に困っています。

ピック病

O.S.さんへの回答
64歳の上司の方が統合失調症であるかどうかというご質問ですが、精神科医ではない私には答えにくい内容です。私の知り得る範囲内での答えになる事を、先ずは御許し下さい。臨床的に重要な事は、ピック病( 認知症 ) と統合失調症の鑑別です。と言いますのも、統合失調症とピック病は類似の症状を示しながらも、治療法が異なるからです。統合失調症の発症年齢は思春期頃から、ピック病は50歳以上からです。次に統合失調症の特徴的症状は、幻覚、妄想、話しがコロコロ変わる、感情表出がない、意欲の欠如、対人能力の低下、病状の持続期間が6ヶ月以上は続いている、等があげられます。もちろん全てで上記のような症状がきれいに出揃う訳ではないのですが、一様の目安です。
ピック病の特徴は反社会的行動(盗癖、性的亢進、痴漢行為) 、集中力の欠如、突然に怒り出す、依存性の増大(一人になると怒り出す)、意味の無い不機嫌さ等があげられます。上司の方はピック病に近い認知症とも考えられますが、統合失調症も完全には否定出来ません。やはり専門医の診断を受けるしかないと思います。



統合失調症について
職場の64歳の上司の話です。
会話をしていると根拠のない妄想・妄言ばかりです。
「自分は誰よりも有能だ」、「自分には日本を動かす力がある」など。聞いている方は疲れます。
周りからも不審がられていますが、本人は全く気付いていません。
上司は「統合失調症」という病気でしょうか?
また、どのように対応すればよろしいですか?
訳の分からない話ばかり聞かされ、私がうつ病になりそうです。
O.S.

ピック病

SKさんへの回答
徘徊と異食行為が見られとの事ですが、なぜ介護保険の適用を受けられないかが、大きな疑問です。ご年齢が若いのでしょうか。それにしても、一度福祉事務所に相談すべきでしょう。お父さまの病状はピック病(前頭側頭型認知症 )ですから、ピック病ですと年令に関係なく介護保険の適用は受けられるはずです。どちらにしても、認知症専門医か、精神科医の診断と治療は必要です。適切な治療が受けられれば、在宅療法も可能となります。距離的に困難でなければ、当院での治療も受けたまわります。また距離的に厳しい状況であっても、年に1~2日の外来診察で、相当な治療効果はあげられると思います。日々の出来事は電話でも、それなりの治療は出来ると思います。お薬の宅配も可能です。しかし現実には自宅近くの専門医を探すべきでしょう。ネットで探してみて下さい。



認知症の父親を自宅でみています。
父は徘徊と異食があり、現在介護困難状態です。
まだ要介護ではないので、施設には入れません。
認知症専門医の方に在宅でどのような介護をしていったら父の認知症が悪化せずに在宅で居られるようになるかアドバイスをお願いします。
SK