アリセプトの効果

ミチコさんへの回答
アリセプトを中心とした認知症薬が本当に効いているのかとのご質問ですが、ご指摘のホパテ(私の記憶では20年前まで使用されていた)との比較まで述べられていますが、先ず第一に言えます事はホパテ(田辺製薬)のみならず、アバン(武田製薬)、エレン( 山之内製薬)、ヘキストール(ヘキスト)、セレポート(エーザイ) これら4種類の薬が認知症治療薬として効果がないと厚生省(当時)から承認を取り消されたのは事実です。これら4種類の薬の全てが先進国では承認されていなかったと言う事です。それも効果に疑義を差し挟んだのは当時の大蔵省でした。これら4種類の薬剤費用だけで8千億円ものお金が使用されている事に、それも海外では全く承認されていない薬にです。大蔵省に苦情を申し込まれた厚生省は渋々重い腰を上げ、一度承認した薬の再調査を命じたのです。その結果は偽薬と比べ有意な効果が認められないとして、承認の取り消しとなったのです。何ともずさんな薬事行政である事でしょう。それに比較してアリセプトは海外でも広く承認され相当に使われています。しかしアリセプトにしても認知機能の改善に多少の効果は認められているものの認知症の全般機能(知的機能、精神機能、社会的行動、家庭内での生活)改善に効果があるとは認められてはいません。ですからアリセプトを含めた薬のみに頼るのではなく、生活療法やご家族の理解と介護努力等の総合的な力が認知症改善には必要となって来るのです。


現在の認知症薬が治療ではなく進行を遅らせるものだけだと何処の病院でも同じように言われますが、果たしてそれが本当に薬としての意味を持っているのでしょうか。私の母も82歳でアルツハイマーと言われアリセプト10mgを2年半ぐらい前から飲んでいますが特に何の変化もありません。相変わらず物忘れは激しいし、さっき食べた夕食の事はすぐに忘れていますし、病気が悪化していないと言えばそうとも思えますが。確か30数年前に祖母が認知症でホパテとか言う認知症の薬を数年間飲んでいましたが、その時も効いていたのか分からないうちに、突然その薬の販売は中止となってしまった事が思い出されてならないのですが先生のご意見をお聞かせ下さい。ホパテの販売が中心になった時、私は20才代後半で、それまで母に変わって祖母の為に何度か病院にホパテを取りに行かせられたので今でも良く覚えています。そして何故そのホパテが販売中止になったのかは病院の看護師さんもお医者さんも分かる様には説明して頂けませんでした。