mikaさんへの回答

68才のA子さんが
12~14年前から認知症状が出現したとの話ですが逆算すると発症年齢は54~56才と考えられます。ご説明の内容からのみ推定しますと問題行動は少なく「物忘れ」が中心の若年性認知症の疑いが濃厚です。このタイプは遺伝的な要因が強く示唆されます。A子さんのご両親が若年性認知症であったかどうかを知る必要があります。さらにA子さんの遺伝子検査を受ける事を、お勧めします。
もし遺伝子検査で陽性に出てしまったら、誠に残念ですが治療法を探し出すのは極めて困難です。それ以外にも甲状腺機能低下症なども考慮に入れなければなりません。こちらですと治療は極めて楽です。先ずはA子さんの認知症状が、どの様な原因によるものか是非専門医にご相談下さい。重ねてのご質問をお待ちしています。


大学時代からの友人A子に12~14年くらい前から認知症の症状が現れました。
その後も旅行に行ったり食事をしたりと友人たちと見守りながらお付き合いしています。
認知症が進行して、一人で出歩けなくなり5年前くらいから、ご主人に待ち合わせの駅まで連れてきてもらいランチが終わったら、またご主人に待ち合わせ駅までお迎えに来てもらう・・・というようなお付き合いを1年に2~3回。
待ち合わせの場所で、彼女に会って名前を呼んで抱き合うとすごくにこにこして嬉しそうに笑います。
その後ご主人とお別れしてランチの場所に行くと、だんだん笑顔が無くなってきます。
いつも友人4~5人と会うので懐かしい大学時代の話題を話が盛り上がりますが、時々声を出して笑いますが、会話はほとんどありません。
こちらの話にうなずくことはあります。
昨日もランチの最中食べ続けて箸が止まらないのです。お皿に食べ物が無くなっても箸でつまもうとします。そのうち時々テーブルをたたいてみたり、
膝をこすったり落ち着き無くなったのでトイレかなと思って、A子に「トイレに行きたい」と聞いたら頷くので連れて行きました。
その後戻ってきてデザートとコーヒーを皆で飲んでいるうちにまた落ち着きがなくなってきました。
こんな時に何にA子の関心を持たせたらいいのでしょうか。こちらの話しかけにはあまり反応せずじっと相手顔を見たりはします。だんだん彼女との付き合い方に困難を感じています。
11時半から午後3時半くらいまで毎回ランチするのですが、笑顔が少なくなって無表情が多くなってきています。ご主人に早く会いたいのだろうな~と・・・帰り待ち合わせの場所に連れて行ってご主人の顔を見つけると思いっきりの笑顔で手を差し出していきます。
現在68歳のA子。これからますます進行していくのでしょうが、今後どんなふうに彼女に接したらいいのか毎回悩んでいます。
認知症に詳しい方も身近にいないのでアドバイスをいただければすごく助かりますし嬉しいのです。
ぜひよろしくお願いいたします。

れいさんへの回答

タイトル:若年性認知症 FDT 遺伝子検査ではなく、FTD(前頭側頭型認知症)の間違いではないでしょうか?もしくは若年性ATD(家族性アルツハイマー型認知症)なのでしょうか?
失礼ながら、ご質問の病名がはっきりしません。
「60歳の母がFDT(FTD?)の診断を受けました。
MRIは異常なかったものの、骨髄?検査(髄液検査ではないでしょうか?)で、タオタンパク?の数値がかなり高かったようです。
母方の親戚は何人も若年性認知症で亡くなっています。
祖母、曽祖母、母の6人兄弟のうち、母を含む4人が若年性認知症で、2人は既に他界。
母は自分の兄弟たち、そして自分の母、祖母の病状を知っているので、余計に怖いようで、かなり落ち込んでいます。
そして2人目を考えている私(30歳)には、これはきっと家族性の認知症、私も遺伝されている可能性が高く、2人目を断念するように言いました」との、ご説明ですが、ともかく遺伝的な要因が強いのは確かでしょう。
どう様な病名であれ遺伝的要因の強い認知症の治療は現在医学では極めて困難です。
残酷な言い方で誠に申し上げにくいのですが30歳の貴女が二人目のお子さんを望んでおられるならば、それは断念すべきでしょう。今60歳のお母様の物忘れが多くなったとの説明ですが、一般的にFTDの初期症状は物忘れではなく、人格変化(意味もなく怒りだしたり、妄想が強くなる)が中心です。物忘れはかなり後(少なくても5~7年先)に出て来ます。
物忘れが多くなって来たと云う初期症状はATD(家族性アルツハイマー型認知症)ではないかと思われるのですが…
髄液の検査でタウ蛋白(タオではなくタウです)の数値が高かったとの話ですが、その結果だとやはりFTDではなくATDの疑いが濃厚です。若年性ATDの特徴は病状の進行が早い事です。
ご参考までにお書きしますと、両親の一方が若年性ATDですと、子供への遺伝確率は25%、両親とも若年性ATDですと子供への遺伝確率は75%だと言われています。一般的に遺伝子検査を受けつけない医療機関が殆んどです。病状発症前にはです。
何故なら治療不可能な病名が事前に分かっても、検査結果が陽性に出れば検査を受けた方が「うつ病」になって自殺への道に行ってしまう危険性もあるからです。ご質問の文章を読む限り、れいさんは精神力の強い方の様にお見受けしますが、それでも検査は受けない方が良いと思います。日本認知症学会では病状発症前の遺伝子検査は止めた方が良いと言われています。
それでも病院によっては遺伝子検査を受けつけてくれる所もある様です。交通事故や大地震に誰が何時見舞われるかもしれないぐらいの気持ちで、悠々と人生をエンジョイしましょう。
昔の格言に、こんな言葉があります。「勇者は一度しか死なない。しかし臆病者は幾度も死んでいる。何故なら臆病者は何時も死の影に怯えているから」
どうか勇気を持って大切な1日を自信を持って生きて下さい。
もし他に質問がありましたなら何時でも喜んで回答します。
さらに付け加えれば医学は年々進歩しています。現時点では治療不可能な病気も10年後には治療可能な病気となる確率は増大しています。ともかく明るく前向きに生きて下さい。



60歳の母がFDTの診断を受けました。
MRIは異常なかったものの、骨髄?検査で、タオタンパク?の数値がかなり高かったようです。
母方の親戚は何人も若年性認知症で亡くなっています。
祖母、曽祖母、母の6人兄弟のうち、母を含む4人が若年性認知症で、2人は既に他界。
母は自分の兄弟たち、そして自分の母、祖母の病状を知っているので、余計に怖いようで、かなり落ち込んでいます。
そして2人目を考えている私(30歳)には、これはきっと家族性の認知症、私も遺伝されている可能性が高く、2人目を断念するように言いました。
現在何も症状がない私ですが、遺伝子検査を受けられるのでしょうか。
事前に知っておけば、子供を産むかどうかも含めて、家族と話し合って、今後どう対処すべきか、計画を立てておくことが可能です。
母はまだごくごく普通でして、物忘れが多くなった以外、目立った症状はありません。
なったもんは仕方がない。特にFDTは治療法はないと聞きます。
ならば、受け入れて付き合っていくしかない。今後できてくるであろう介護の問題、仕事の問題、お金の問題など、母とじっくり話しあって備えていきたいと思います。

かなさんへの回答

かなさんへの回答
MCIスクリーニング検査、及びAPOE遺伝子検査は他院ですませたの事ですが、先ずはその結果から教え頂きたいと思うのですが。その上で、どの様な回答が出来るのか違ってきます。
家族性アルツハイマー病と云うのは、そのご家族にとっては非常に深刻な問題です。遺伝子検査では通常は
APOE遺伝子検査ぐらいしか行っていません。当院でも、ご質問のようなプレセニリン1遺伝子、プレセニリン2遺伝子等は行っておりません。さらに上記の検査は一部大学での研究段階の遺伝子検査ですので、未だ精度と相関性にも疑義が残っています。
APOE遺伝子検査で陰性であれば、それ以上のご不安は無用かとも言えるのではないでしょうか。ご質問の内容から推測して検査結果が陰性であったから、より精度が高いと考えられているプレセニリン1遺伝子、プレセニリン2遺伝子の検査をを望んでおられる様な気がしてなりません。私の推測が間違っていましたら、お詫び申し上げます。
また最近の知見ではアミロイドベータよりタウ蛋白の存在がアルツハイマーの進行に深く関与しているとの報告も数多く見られます。すでに、ご存知とも思いますが両親の一方が家族性アルツハイマーであったとしても、その子供に遺伝する確率を25%ぐらいと言われています。しかし、お父さまは45歳で他界なさっているとの事、お父さまの妹さん二人が若年性アルツハイマーであったとの状況から考え合わせますと、家族性アルツハイマーに対する不安が付きまとって離れない、お気持ちは理解出来ますが、亡くなられたお父さまが、その遺伝子を受け継いでいない可能性も充分にあり得る訳です。
その意味ではAPOE遺伝子検査の結果を一つの参考にするしかないないと思います。現在「認知症」と云う学問は、世界的注目を集めおおくの研究者が切磋琢磨していますので、近い将来には家族性アルツハイマーに対する根本的な治療法も見つかると考えています。
ご参考になる回答となりましたかは疑問ですが、また別のご質問があれば何時でもお待ちしています。
追伸 : なお、始めに書きました様にかなさんのAPOE遺伝子検査の結果も知らず、さらに年令も分からず、推定で書いておりますので、さらなるご質問をお待ちしています。



初めまして。

早速質問なのですが、貴院では、若年性アルツハイマーの発症に関わる遺伝子検査は実施されてますでしょうか?
MCIスクリーニング検査、及びAPOE遺伝子検査は先日、他院でさせていただきましたが、他にアミロイド前駆体タンパク遺伝子、プレセニリン1遺伝子、プレセニリン2遺伝子等の遺伝子検査を希望しております。

身内に40代50代で認知症を発症したものが3人おり、また、私自身も、最近物をよく紛失させてしまったりしているので、とても気になっております。私の家系は家族性若年発症型アルツハイマー病の遺伝子を代々受け継いでいる可能性もあると思われますので、どうかご回答宜しくお願い致します。因みに、発症者は父方の祖母、父の妹二人となります。父は45歳でクモ膜下出血で他界してしまったので、父が若年性アルツハイマーかどうだったかは定かではありません。ただ、アミロイドベータの脳内での蓄積が血管を脆くし、脳出血を招くということも聞いたことがあるので、とても不安です。

家族性アルツハイマー

礼子さんへの回答
アルツハイマー型認知症の潜伏期間は10~20年とも言われています。お母さまが67才でアルツハイマー型認知症との診断を受け、その際に脳の萎縮がかなり進んでいたとのお話しですが、そこから逆算すると60才以前にアルツハイマー型認知症の初期段階であったと考えざるを得ない訳です。家族性アルツハイマー型認知症の最大特徴は若年性(65才以下、特に60才以下)で進行が早いと言う事です。もちろん若年性の認知症患者の全てがアルツハイマー型認知症だと言う訳ではないですが、やはり遺伝子検査は受けるべきだとおもいます。当院でも遺伝子検査は可能です。



こんばんは。家族性アルツハイマー検査を母親に受けてもらうべきかどうかで悩んでいます。私の母親は67歳でアルツハイマーと診断されました。その際は、すでに全体的に脳の委縮がかなり進んでいました(特に前頭葉、側頭葉)。 祖父(母方)は若い頃ガンで亡くなっており(もし長生きしていたら認知症を発症していたかも?ですが) 祖母は老衰でして、認知症は患っていませんでした。母親の兄弟で一人、呆けて亡くなった兄がいますが、何歳で発症したかは定かではありません。所謂年相応の呆けかもしれません。その他、姉妹の一人が老人ホームに入ったのち徐々に呆けてしまった姉がいますが、恐らく年齢的なものと考えております。私の母は未だ在宅で看ています。意欲低下はかなり観られますが、なんとかヘルパーさんや父親(特に問題なし)の介護で日々を送っております。このような状況ですが、一度遺伝子検査をお願いすべきでしょうか?(母が家族性アルツハイマーである可能性はかなり高いでしょうか?) 私たち娘に遺伝しないかとても心配です。よろしくお願いします。

家族性アルツハイマー病

K,Aさんへの回答
家族性アルツハイマー病のご質問ですが、結論から申し上げればK,Aさんの場合では家族性アルツハイマー病には該当しませんし、遺伝子検査を受ける必要も感じられません。アルツハイマー病の95%は老年期( 65歳以上) の発症です。初老期( 65歳未満 )の発症は5%程度です。この5%に過ぎない初老期アルツハイマー病の10%に家族性アルツハイマー病が存在していると言われています。つまり家族性アルツハイマー病は全てのアルツハイマー病患者さんの0.5%程度の発症頻度でしかないのです。70歳以上の発症では基本的に家族性アルツハイマー病の存在は極めて否定的です。その様な理由から遺伝子検査の必要は全く感じられません。


先生、はじめまして。いつもブログを拝見しています。今、母の介護をしています。4年前にアルツハイマーと診断されました。祖母(母の母親)もアルツハイマーでした。母は5人兄弟の3番目ですが、母と長姉が認知症です。長姉(伯母)もたぶんアルツハイマーだと思いますが、はっきりとは知りません。祖母も母も伯母も70歳を過ぎてからの発症なので、若年性ではないのですが、家族性アルツハイマーの可能性はありますか?そうなると私と妹も遺伝する可能性がありますか?医療機関などで遺伝子検査などできるのでしょうか?とても不安です。是非教えてください。
宜しくお願い致します。

家族性アルツハイマー病

厚江さんへの回答
認知症の遺伝的要因についてのご質問ですが、家族性アルツハイマー型認知症については、以前に別の方のご質問で回答してありますので、もう一度復習しておきます。この病気の特徴は遺伝子的要因が極めて強く、原因遺伝子としては4種類が知られています。発症年令が早く初老期認知症( 40~64才 ) とも言われています。しかし、今回のご質問はそれ以外の認知症では大丈夫なのかとの意味とも考えて、一様それなりの回答をします。通常75歳以上に発症した認知症は遺伝的要因が極めて薄いとされています。しかし問題は家族的な生活習慣にあります。同じ様な食生活、生活行動を通じての生活習慣病があります。高血圧や糖尿病に遺伝的要因が大きいとは良く知られた事情です。そして生活習慣病が認知症を誘発しやすいとの報告も数多くなされています。ですから認知症になった親とは違った正しい生活習慣を身につければ、その御本人は認知症にかかりにくいとも言えるのです。


はじめまして。
私は60歳で老人施設にて看護師をしています。
施設内にも認知症の方々がたくさんいらっしゃいますが、ご家族の方はいずれ自分も認知症になるのではないかという不安をお持ちです。
私自身は、先生のブログを拝見して、いろいろとお勉強させていただいています。
質問は認知症は遺伝的な要素はあるのでしょうか?
具体的に教えていただければご家族の不安解消につながるのではないかと思われます。
どうぞよろしくお願いします。
厚江

家族性アルツハイマー病

n.k.さんへの回答
家族制アルツハイマー病についての、ご質問ですが、この病気の特徴は遺伝子的要因が極めて強く、原因遺伝子としては4種類が知られています。発症年令が早く初老期認知症( 40~64才 ) とも言われています。さらに病気の進行が極めて早いのも特徴的です。両親の一方が初老期認知症ですと、その子供は25%の確率、両親共ですと75%の確率でアルツハイマー病に罹ると言われています。
ご心配の方は遺伝子検査を受けて下さい。ネットで遺伝子検査を受けられる病院はすぐに見つかるはずです。



質問
家族制アルツハイマー病について、教えて下さい。
n.k.

家族性アルツハイマー病

島澤みどりさんへの回答
ご両親共に認知症にかかられていたとの事ですが、問題はご両親の発症年齢です。若年性認知症(65歳以下) ですと、家族性アルツハイマー病という、極めて遺伝的要因が考慮されます。




はじめまして。
60歳の女性です。
もう他界しましたが、両親共認知症を患いました。
私も年齢相当の物忘れはありますし、認知症になるのではないかと不安な毎日です。
だからといって特に症状がないのに専門医を受診もどうかと思います。
認知症は遺伝するのでしょうか?
また、予防する手段はあるのでしょうか?
島澤 みどり