胸腺癌

*胸腺癌*
は非常にまれで、すべての胸腺腫瘍の0.06%しか占めないとされています。40~60歳に多く、胸部X線撮影で偶然に発見されることが比較的多いとされています。胸腺癌は90%が前縦隔に発生し、通常浸潤性であり、再発や死亡の危険が高いとされています。*胸腺腫*、*胸腺癌*ともに病因は明らかになっていません。胸腺腫では自己免疫疾患との関連性が指摘されていますが、胸腺癌と自己免疫疾患との関連はまれとされています。

スキルス

*スキルス*
scirrhousスキルス
胃癌、大腸癌、乳癌などにみられる、びまんに浸潤して行く硬癌です。末期胃癌の典型で好発年令が若く、30~50才代の女性に多く見られます。生存期間は半年から2年ぐらいです。手術、抗ガン剤等は多くの場合で無効です。
有名な患者
逸見政孝(元アナウンサー、48才で死去)
堀江しのぶ(女優、23才で死去)
塩沢とき

骨肉腫

*骨肉腫*
 骨肉腫は代表的な骨の悪性腫瘍です。腫瘍細胞が骨組織を作るのを特徴とします。原発性骨悪性腫瘍のなかで最も多く、全国で年間約200人の新しい患者さんが病院を訪れます。10代に約半数、5~24歳までに3分の2の患者さんが発症するなど、盛んに運動をしている活動性の高い少年期に発病します。また、最近50代や60代の方にもしばしばみられるようになりました。
部位では、とくに膝関節や肩関節に近いところから発生します。まれに、全身の骨に発生した多発例も報告されています。放置すると腫瘍の増大に伴って、腫瘍細胞が主に肺に到達して 腫瘤しゅりゅうを作ります。このように離れた臓器などに悪性の腫瘍細胞が移ってしまうことを転移と呼び、肺に転移したものを肺転移と呼びます。
1980年以前は、診断がついた時点でなるべく早く腕や足の切断術が行われていました。しかし、切断後に次第に肺転移が現れ、5年生存率は10~15%程度でした。しかし、その後、化学療法(抗がん薬)の発達によって、骨肉腫の患者さんの生存率は著しく改善されました。現在では3分の2以上の患者さんが治ります。手術療法も、切断術から腕や足を残して切除する方法へと移ってきています。
残念ながら、すべての患者さんが同じように化学療法が効くわけではありません。腕や足を残す手術を行うためには、化学療法がよく効くことが必要です。手足を残した場合に切除した骨の部分は、人工の骨や関節で再建したり、ヒトの骨で再建したりしていますが、まだ確立した方法がないのが現状です。

*骨シンチ*

*骨シンチ*
骨シンチグラフィー検査は、放射性同位元素(ラジオアイソトープ)を使った「RI検査」の1つです。骨折や骨の炎症、骨腫瘍などを調べるために役立てられています。
私たちの骨は、同じ形を維持しながらも常に破壊と再生を繰り返しています。しかし骨に何らかの異常が発生すると、破壊と再生のバランスが乱れ、骨が作られすぎてしまったり、逆に再生が間に合わなかったりしてしまいます。
骨シンチグラフィー検査は、そのように骨の代謝が異常に盛んになっているところを見つけ出すための検査です。
検査に使われる「リン酸化合物」という薬剤は、骨の反応が活発化しているところに集まる性質を持ちます。
さらに薬剤には「テクネチウム」という放射性物質が加えられているため、注射後に全身をガンマカメラで撮影すると、薬の集まっている箇所が黒く映し出されるという仕組みです。
通常のX線撮影よりも骨の異常を早期に発見することができますので、がんの治療では骨転移の有無を調べるために大きく役立てられています。
特に乳がんや肺がん、前立腺がんなどが骨転移しやすいことで知られており、これらの治療前後に骨シンチグラフィー検査が行われるケースが多く見られます。

細胞診

細胞診検査結果を表すために従来はClass分類(パパニコロウ分類)が用いられてきた。
 ・一般的なクラス分類(材料によって、多少内容が異なります。)
パパニコロウ(Pap)分類
 ClassⅠ: 正常
 ClassⅡ:良性異型
 ClassⅢ:良・悪性のいずれとも判定しがたい細胞
 ClassⅣ:悪性を強く疑う細胞
 ClassⅤ:悪性(癌)細胞

*扁平上皮癌*

*扁平上皮癌*(へんぺいじょうひがん)とは、上皮性の悪性腫瘍のひとつである。皮膚に生じたものは有棘細胞癌と呼ばれる。
発生部位は
口腔・舌・咽頭・食道・声帯・気管・気管支・喉頭・肛門・女性の外陰部・膣・子宮頚部・子宮膣部などの重層扁平上皮に覆われた粘膜、および皮膚に、不規則な糜爛(ビラン)あるいは潰瘍を種々の程度で認め、潰瘍周囲組織には硬結を認める。
放射線照射が効果的な事が扁平上皮癌の特徴でもある。
また悪性度は他の「腺癌」、「未分化癌」と比べやや低い。

*胸腺癌*

*胸腺癌*
は非常にまれで、すべての胸腺腫瘍の0.06%しか占めないとされています。40~60歳に多く、胸部X線撮影で偶然に発見されることが比較的多いとされています。胸腺癌は90%が前縦隔に発生し、通常浸潤性であり、再発や死亡の危険が高いとされています。胸腺腫、胸腺癌ともに病因は明らかになっていません。胸腺腫では自己免疫疾患との関連性が指摘されていますが、胸腺癌と自己免疫疾患との関連はまれとされています。

*縦隔腫瘍*

縦隔とは、胸の中の心臓と肺を除いた部分をさし、縦隔腫瘍とはその縦隔に発生する腫瘍をさします。縦隔の中で発生する部位によって特徴があるので、前縦隔、中縦隔、後縦隔または上縦隔に分けて扱っています。それぞれの部位に特徴的な病気は以下の通りです。

上縦隔:
甲状腺腫、神経原性腫瘍、リンパ性腫瘍(悪性リンパ腫(ホジキン病、非ホジキンリンパ腫)、キャッスルマン病)、心膜嚢胞など
*前縦隔*:
胸腺腫瘍(胸腺腫、胸腺がん、胸腺カルチノイド)、胸腺嚢胞、胚細胞性腫瘍(成熟奇形腫、未熟奇形腫、セミノーマ、胎児性がん、卵黄嚢がん、縦毛がんなど)、リンパ性腫瘍、甲状腺腫など
中縦隔:
気管支嚢胞、心膜嚢胞、リンパ節腫大(サルコイドーシスなど)、リンパ性腫瘍など
後縦隔:
神経原性腫瘍(神経鞘腫、神経線維腫、神経節細胞腫など)、気管支嚢胞、食道嚢胞など
その他:
線維(肉)腫、脂肪(肉)腫、平滑筋(肉)腫、横紋筋(肉)腫、血管(肉)腫、軟骨(肉)腫、骨(肉)腫など