青田さんへの回答

ビタミンB12と葉酸は赤血球もしくはヘモグロビンを作る重要な材料です。基本的には認知症治療法との意味づけはないと思います。ビタミンB1不足は認知機能を低下させる「ウェルニッケ脳症」として古くから多数の論文があります。
「確かにある研究において、アルツハイマー型認知症の患者の脳では、ビタミンB12の量が健康な人の4分の1から6分の1と少ないという結果が報告がされました。この事から、ビタミンB12は脳の機能を正常に維持するために重要な役割を担っていると考えらた様です。そして、末梢神経の障害を修復する作用があることから、ビタミンB12はアルツハイマー型認知症にも有効ではないかと考えられ、研究がすすめられている」
との論文も散見されますが、この論文にはかなりの無理があると思います。何故なら末梢神経の障害を修復する作用だけで、アルツハイマー型認知症の治療に効果があるとは考えにくいからです。
現実の外来患者さんを診ていますと、実に多くの方がビタミンB12を服用していますが、それでもアルツハイマー型認知症になっていらっしゃる患者さんは多いです。
【ご質問】
ビタミン12、葉酸を投与したら、初期のアルツハイマー病が改善したと聞きました。これって、かなり、期待できるのでしょうか?