再度の美香子さんへの回答

大丈夫ですよ。どの様にしたら貴女の正しい睡眠のメカニズムを取り戻せるかは一緒に考えてみましょう。きっと良い方法が見つかりますよ。
     【ご質問】
何度も申し訳ありません。あの後、息子とも話をして夜中は寝かせてくれるようになったのですが、やはり夜中2時頃に目が覚めて、その後は1時間おきに起きてしまいます。昼間はどうしても2時間くらい寝てしまいます。生活のリズムをつけようと外出もしているのですが、焦りも出始めうつ状態になってきています。自分がどうしていいのかわからなくなってしまっています。息子は夜中は来ませんが、1日3時間くらいは話を聞かされている状態です。このままで減薬が出来るか不安でなりません。

tomikoroさんへの再回答

tomikoroさんへの再回答
9月22日の私の回答に大きな説明不足がありましたので、ここにお詫びと共に新しい説明を付け加える事をお許し下さい。前回は「夜間せん妄」と云う概念でお話しをしてしまいましたが、より重要な病状として「睡眠行動障害RBD」の疑いも捨て切れません。このRBDの特徴は明白な認知症状(レビー小体型認知症への移行が多いのですが)出現するまでに10年近くの経過をたどる事があるのです。このRBDの有効的な診断は睡眠時無呼吸症候群に使うPSG(睡眠ポリグラフ)の検査が大きな決め手になります。
治療法としては漢方薬の抑肝散と少量のドネペジル(アリセプト)がよく使用されています。
これでも未だ拙い説明とは思いますが、お許し下さい。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群
S  A  S
Sleep Apnea Syndrome

睡眠時無呼吸症候群を理解する上で知るべき二つの用語があります。先ずはAHIという言葉です。

Apnea(無呼吸)
Hypopnea(低呼吸)
Index(指数)

これは一時間の内に、どの程度の無呼吸があったり、低呼吸が出現したりしているかを見る指数です。
正常では一時間あたりのAHIは5回以下です。5回から10回ですと要注意です。睡眠時無呼吸症候群を誘発する生活習慣病に気をつけて下さい。10回以上ですと脳波等のより詳細な検査が必要となります。20回以上となるとCPAPという医療用具が必要です。40回以上は重篤な睡眠時無呼吸症候と診断されCPAPの絶対的適応となります。
次に知るべき重要な用語はSpo2という言葉です。これは経皮的動脈血酸素飽和度と言われているものです。肺で吸い込まれた酸素が体の末端である指先まで正確に行き届いているかを見る検査機器です。正常のSpo2は95%以上です。肺炎や気管支喘息にかかったりしますと90%以下になったりします。ですから通常の人でも90%以下になったりしますと、かなりの息苦しさを感じて日常生活に支障が出ます。
ですから睡眠時無呼吸症候群の診断は、このAHIとSpo2の総合判断で診て行きます。通常は睡眠中にAHIが20回以上になっていないか、Spo2が85%以下(起床時85%以下のSpo2ですと息苦しくて日常生活は過ごせません。睡眠中であるからこそ、その息苦しさに気づかないのです)になっていないかを重要な判断基準にしているのです。
私たち医師が、この睡眠時無呼吸症候群を何の治療もせず放置しておきますと、高頻度で脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすと言われています。60才代や70才代で、この様な脳血管障害を起こす人は多数いると報告されています、また最近では認知症への進行が早まるとの報告もあります。


・閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS,Obstructive SAS)
上気道の閉塞によるもので呼吸運動はある。肥満者は非肥満者の三倍以上のリスクがあるとされる。また、顎が小さい骨格であるほど発症のリスクも高い。

・中枢性睡眠時無呼吸症候群
呼吸中枢の障害により呼吸運動が消失するもの。

・混合性睡眠時無呼吸症候群
閉塞型と中枢型の混合したもの。

睡眠障害

齊藤さんへの回答
先ずは夜間頻尿が何故起きているのかです。一つは前立腺の病気などがあるのか、もう一つはイビキなどを伴う睡眠時無呼吸症候群がないのかです。さらに高齢者では加齢による脳波以上が発生し睡眠障害が起きている事も多々あります。ともかく夜間頻尿と睡眠障害が解決されなければ昼間の猛烈な眠気は治らないでしょう。ですから第一番目には泌尿器科を受診し、夜間頻尿の相談をしてみて下さい。次に呼吸気内科で睡眠時無呼吸症候群の検査を受けて下さい。最後に神経内科で脳波による睡眠障害がないかを相談して下さい。ご面倒でも一つを丁寧に解決して行く努力をするしかないのです。総合内科の当院であるなら私一人で、ほとんどの問題は解決できると思いますが、総合病院ですと各科が専門過ぎて一人の医者では総てをみる事は困難です、残念ながら。



89歳男
昼間猛烈な眠気があって3時間位小便にも行かない、夜は中々寝付かれないし、1時間~1時間半毎に小便に行く、改善方法

睡眠障害

亮一郎さんへの回答
先ずは睡眠障害の原因がどこにあるかを考えてみる必要があると思います。仕事について考えてみれば勤務時間だけが問題ではなく、勤務時間後も仕事の事が気になって意識が休まらなければ、それは当然の如く睡眠障害につにがります。気持ちの切り替えを何処かでする様にしなければ睡眠障害は改善しません。ぬるま湯で長い時間ゆっくり入浴するとか、仕事後は少し散歩や筋トレなどを取り入れたりするのも睡眠障害の改善に繋がるはずです。睡眠薬の服用による認知症への影響を考える必要はありません。それよりは睡眠障害をどの様に改善して行くかが問題です。これから先、デパスとマイスリーを10年以上服用したからと言って認知症になるとは考えにくいです。それよりは睡眠障害を含めた生活習慣そのものを見直ししなければ、生活習慣(仕事中心の生活)に大きな変化が生じた時、子供が独り立ちして仕事そのものに意欲を失なった時など、仕事以外の趣味や生き甲斐を持っていないと認知症への道が待っているかもしれません。単純に睡眠薬の長期服用だけで認知症になる訳ではありません。


以前、睡眠障害についての丁寧な説明と回答を拝見し、相談したく思いました。
50代後半、仕事はデスクワークで、基本的には9時~5時勤務ですが、8時頃まで仕事があります。通勤時間は約1時間くらいです。タバコは止めきれませんが、1日10本以下までは減らすことが出来ました。
午前零時には就寝し、朝は、6時に起床しています。
週末は飲酒しますので、薬の服用をやめますが、途中で目が覚めてしまい、それ以降眠れなくなり、休日の方が寝不足気味になります。何度か平日に薬をやめてみたのですが、薬をやめた事が気になって朝までうとうとしている状態です。
現在マイスリー10mg(寝る前)デパス0.5mg(毎食後)服用して大分コントロールは出来ていますが、それでも寝付けないことがあります。
前置きが長くなりましたが、今回お聞きしたいのは現在の生活からは生活療法も難しく、薬に頼らざるを得ません。長期間このような薬を服用していてどうしても気になるのが、副作用です。薬には副作用はあると思うのですが、このような薬で認知症へのリスクは高くなるのでしょうか。認知症のリスクを考えたら避けるべく薬はあるのでしょうか。

睡眠障害

島崎さんへの回答
ノルマの厳しいトップビジネスマンや、上下から圧迫を受け続ける中間管理職さらには常に資金繰りに駆けずり回っている中小企業の経営者、それ以外にも明日の糧さえ満足に得られない世界中に散らばっている再貧民層の人たち。日本に住む私たちには考えられない最低限のその日暮らし。こんな風に極度のストレスと向き合いながら生きている人たちは毎日どんな生活を送っているのだろう。精神に大きな傷痕を残してホームレスへの道を選んだりする人たちもかなり存在するに違いない。いや、時には自殺へと言う道を選ぶ人だっているに違いない。しかし本当に辛いのは逃げるに逃げられず、守るべき家族があったりして、ともかくにも歯を喰いしばりながら生き続けている人たちでしょうか。そう言う人達の多くは当然の如く睡眠障害に日々悩まされている事でしょう。常に神経が高ぶり苛立ち心の休まる時がないのでしょう。日中の日差しの気持ちの良い時間帯に、森林浴や朝の清々しい空気により多く触れる時間を作る事が出来れば睡眠障害のかなりの部分は解消されるのでしょうが。そう言う機会さえ満足に得られない人達も大勢いるのでしょう。失礼ながらご質問者の島崎さんもそんなお一人なのでしょうか。前置きがかなり長くなってしまいましが、その様な方の場合、通常の睡眠薬では余り効果的な熟睡感は得られないでしょう。極度のストレスは脳波に微妙な悪い影響を与えてしまうからです。ですから乱れた脳波のリズムを調整する様な薬(抗てんかん薬)にメラトニン(松果体から出る睡眠ホルモン)それにマイスリー等の一般睡眠薬の併用が、最も効果的です。もちろん薬物療法よりは生活療法(森林浴や朝の散歩)が優先する事の基本は同じなのですが。ネットで信頼出来る不眠外来を探してみて下さい。



前の方のご回答を拝見した上で気になったことがあります。
常時、仕事にストレスを抱え熟睡できない毎日です。
このような睡眠障害に対し、根本的な改善(転職など)が困難な場合でも治療または緩和する術はあるのでしょうか?
もし、薬物療法であるならば単純に睡眠薬の使用になるのでしょうか?

睡眠障害

A.S.さんへの回答
先ずは何故、一週間に幾度か明け方まで眠れないのかです。看護師とか介護職とか言った睡眠時間が不定期にしか取れないお仕事かどうが先ずは気になります。さらに睡眠障害を誘発する疾患が存在するのかどうかです。前者ですと、職業病に近いものですので、時には適切な睡眠薬の使用も考慮せざるを得ないでしょう。後者ですと、睡眠時無呼吸症候群、REM睡眠障害、不安神経症(全般性不安障害)等が考えられます。認知症と言うよりは睡眠障害の事を先ずは考えて行くべきではないかと思うのですが。それには不眠外来を受診する事をお勧めします。不眠外来はネットで調べてみて下さい。



先生のブログを見てご相談する気になりまた。私はかなり前より1週間に1~2度の割合で明け方まで寝付けない事が多々あります。今朝も寝付かれなかったのですが寝付いた後に、久しぶりに変な夢を見ました。仕事に行かないといけないのに起きて、どこに仕事に行けば良いのか場所がわからなくなっているのです。そのうちに現実ではない事に気がついてほっとしていたのですが、何故か仕事に行く気にもなれず、そのまま仕事を休でしまいました。姉に電話で話をしたら認知症の病院に行った方がが良いと薦められたのですが。やはり病院に行くべきでしょうか。

睡眠障害

ミチヨさんへの回答
10年以上も長期にわたって睡眠薬を服用していて、最近は物忘れもひどく精神的にも不安定で、このままだと認知症になるのではないかとのご心配ですが、あなたにとって今一番重要な事は如何にして良質な睡眠を確保するかと言う事です。良質な睡眠こそが精神的不安定さからも認知症への不安からも、あなたを開放してくれるからです。何故10年以上も睡眠障害が続いているのか、ストレス性のものか生活習慣によるものか、睡眠時無呼吸( 中枢性であればイビキはかかない事もあります) もしくは、うつ症状が潜在しているのかを丁寧に診て行く必要があります。今かかっている精神科医に相談しにくいと言う事であれば、不眠外来への受診をお勧めします。


現在51歳の女性です。
かれこれ10年以上、精神科で、デパス、ロヒプノール、マイスリーを処方され服用しています。緊張性頭痛もひどく、不眠・精神不安定で薬が欠かせません。
最近は、長期服用の副作用か、物忘れもひどく、もしかして認知症かと不安になっています。
ネットや、書籍など調べてみますと、その根拠はともかく睡眠薬の長期服用は、認知症の危険ありとの指摘もあり、とても不安になりよけい眠れなくなり、ノイローゼ気味になっています。
このままのみ続けると、若年性認知症になる可能性が高くなってしまうのしょうか。
主治医にきいてもあまりはっきりとしたことはいわず、これ以上しつこく聞けない状況です。ご意見をお聞かせただきたく宜しくお願いいたします。
ミチヨ