徘徊

誠一さんへの回答
認知症の徘徊に地域社会がどの様にかかわって行けるかとの、ご質問ですが回答に窮する問題です。幾つかの公的機関で「認知症地域支援ネットワーク事業」を立ちあげ、例えば東京都では練馬区と多摩市をモデル区市として種々の議論を重ねてはいますが、まだ実質的に有効な活動には至っておりません。個別的な工夫が色々と見られます。靴の底に布を貼って、そこに名前と電話番号を書いたり、GPSを利用した「ここセコム 」を使用したり、海外では靴の中にGPS機能のセコムの様なものを埋めこんだ商品開発も進んでいる様ですが。割と古くから活用されているアィディアとしては上着の背中に布を貼りつけ、そこに名前と電話番号を書いて、地域の人達に目の前をフラフラしている老人が認知症患者だと分かってもらえる様な工夫もある様です。何とも明解な回答となり得ず申し訳ありません。



こんにちわ。
認知症のアクティビティケアを考えているものです。
自宅で認知症の家族をみている介護者が困っている一つに徘徊があります。
徘徊がいつ始まるか、何処に行ってしまうかわからない不安があり、なかなか1人にはさせられない現状があります。
地域と一緒に考えるとしたら、どのような方法が
ありますか?
誠一

アルツハイマーのピック化

みどりさんへの回答
アルツハイマー型認知症に暴力暴言が加わった様な場合はピック病の合併が考えられますが、その場合は認知症専門医か精神科専門医に相談するしかないと思います。恐らくはアリセプトの中止か減量等の処方して頂けるものと思うのですが。



ブログ拝見させていただいています。
ブログでは、アルツハイマー型認知症と診断され
アリセプトを飲んでいる患者さんで、暴言・暴力・徘徊
等の問題がある事例で混合型認知症の可能性があるとの先生の診断でしたが、アリセプトの量や正確な
診断が出来ると判断するためにどのようなことを基準にして病院を選べばいいでしょうか?
みどり

認知症の施設療養

HHさんへの回答
介護施設に入所していらっしゃって認知症の事がご心配とのお話しですが、施設入所のままでも認知症専門医の外来診察を受ける事は可能だと思います。ただ多くの場合に施設側は認知症専門医への外来受診に協力はして呉れないかまもしれませんが。だからと言って専門病院に入院する程の事もないとは思います。基本的には認知症が悪化したからと言う理由だけで病院に入院する事はありません。ピック化が極度に悪化して施設側で対応出来なくなった様な場合は別ですが。後はご家族の考えしだいです。



施設と病状
介護施設に入所している88歳の父がいます。
面会に行く度に認知症が進んでいるのかなと感じる事が多くなってきました。
先生のブログを拝見したところ、
認知症にも色々な病状に分類される事を知りました。
具体的な質問ですが、他の入居者で大声を上げている方でも、長く入居している方もいます。
介護施設の考え方にもよると思いますが、施設では対応が出来なく、病院に入院になるケースはどの程度なのでしょうか。或いは認知症が進んでも日常生活が一応出来ている限り、退所(入院治療)は考えなくてもよろしいでしょうか。
HH

レビー・ピックコンプレックス

ナミコさんへの回答
86歳のお父さまにアルツハイマー型認知症の病名がつけられているとの事ですが、果たしてこの病名が正しいかに疑問が残ります。3年以上前からアリセプトが処方されているとの事ですが、病状の初期は確かにアルツハイマー型認知症の症状であったかもしれませんが、その後の病状進展に伴いピック化(ピック病の合併)したり、レビー化(レビー小体の合併) したりと様々な病状の変化が起こり得るからです。結論から申しあげますと、お父さまの現在のの病状はアルツハイマー型認知症ではなく、レビー・ピックコンプレックスLPC。(レビー小体型認知症とピック病の合併) ではないかと思われます。その根拠はと申しあげますと徘徊、過食さらに怒りやすさ等はピック病の特徴ですし、不眠( REM睡眠障害の疑い ) 、睡眠薬の効き過ぎ ( 薬剤過敏症状 ) 等はレビー小体型認知症の特徴なのです。次に夜間頻尿は前立腺肥大もしくは過活動膀胱が影響しているかもしれません。もっともREM睡眠障害でも夜間頻尿は見られるのですが。対策としてはアリセプトの中止、泌尿器科の受診。認知症専門医の受診。LPCですとアリセプトの5mgは多すぎます。REM睡眠障害だと通常の睡眠薬ではなく、ロゼレム( メラトニン作動薬 ) やリボトリール( REM睡眠障害の治療薬 ) の服用が推奨されます。

レビー・ピックコンプレックス

ミサ子さんへの回答
徘徊がひどく、デイサービスに行くのに毎回喧嘩口調の拒否するとの事ですが、この症状からみる限りアルツハイマー型認知症と言うよりは前頭側頭型認知症(ピック病)でしょう。もしアルツハイマー型認知との診断でアリセプトが処方されていますと、徘徊はひどくなるばかりです。ピック病を診て頂ける認知症専門医の許で、適切な治療を受けない限り残念な事ですが、ご家族の説得だけでディサービスに行って頂けるとは思いません。ピック病が重症化しますと誰の言葉にも決して耳は貸しませんから。


初めまして、ミサ子といいます。
数ヶ月前から、75才の母の徘徊が少しづつひどくなっています。
私は結婚しているので、両親だけの二人暮しです。
ディサービスを、週3回利用する事になったのですが、母の拒否が日に日に強くなってきているようです。
母の症状はアルツハイマー初期~中期。健康には全く問題ありません。
父も近頃は体調が悪く体力的に問題があります。
毎回ディサービスに行くの行かないのと、喧嘩口調で怒っています。父は、「ディサービスに行かせなければ、イライラしなくなるのなら…」と言っていてディサービスに通わせるのを悩んでいるようです。
父の健康の為にも、母には通ってほしいのですが、なんと言って説得(納得)させたらいいのか全く判りません。アドバイスをお願いします。
ミサ子

軽度認知障害

KWさんへの回答
軽度認知障害の特徴は
( 1 ) 記憶障害の訴えが本人または家族から認められている
( 2 ) 日常生活動作は正常
( 3 ) 全般的認知機能は正常
( 4 ) 改訂長谷川式簡易知能スケールでは22~28点ぐらい
軽度認知障害( MCI ) の人口は厚生労働省の報告では65歳以上で5人に一人です。
MCIの方の対応は食生活を見直し、定期的な運動習慣で脳の生理状態を良好に保つ事です。その上で薬物療法も考慮に入れる事です。それにしても最初からアリセプト3mgの処方は無茶です。どんなに多くても2mgぐらいからでしょう。是非セカンド・オピニオンを求めて下さい。


64歳の父ですが軽度認知障害と診断され、アリセプト3mmを処方されています。日常生活には何の支障もないので薬を飲むのに納得できません。他の病院での診断を希望していますが。成川先生のご意見をお聞かせください。
                      KW

認知症とタバコ

さやこさんへの回答
68歳のお父さまは残念ですが、脳血管性認知症のピック化( 前頭側頭型認知症の合併 ) が著明です。家庭内の状況も極めて深刻です。至急に専門医の診断が必要です。2012年に脳梗塞を起こされ、約一年後に再発したとのお話しですが、その元凶はタバコにあります。脳梗塞の時は恐らく脳外科に入院したと思いますが、今の病状は脳外科ではないですから、認知症専門医をネットで探して下さい。このまま事態を放置しておくと状況は、もっと悪くなります。お父さまの暴力暴言は病気の成せるわざですから、お父さまの為にも、増してやお母さまの為にも一刻も早く専門医に相談する事をお勧めします。


68才の父親の事です。
2012年11月に軽い脳梗塞を発症しました。翌年に12月に再度発症してます。
入院をしている時だけリハビリを行い、それ以降自宅ではほとんどやっていません。
家族の誰が言っても全くやろうとはしません。
デイサービスも数回行ってやめましたし、お風呂も何か月も入らない場合があります。タバコだけは一日2箱も吸っていて、そしてずーっと動かない父親が最近はあまり歩けなくなり、車椅子をレンタルしました。たまに散歩に行く程度ですが。
そんな父親の暴力暴言に困ってます。
変なところでぶち切れスイッチが入り、そうなると物を投げつけたり、壁をドンドン叩いたりで、部屋の中はメチャクチャ。
面倒見ている母親は殴られたり、大声で悪口を言われたりで毎日が大変です。
もう一緒に住むのは限界です。
まずはどうしたら良いでしょうか?
ちなみに認知症の可能性もありますか?
                        さやこ

物忘れトレーニング

関根さんへの回答
脳の訓練で三種類の認知症予防に繋がるかとの第一のご質問ですが、それなりの効果はあげられると思います。記憶力向上訓練とか、計算力アップの訓練とか、色々なトレーニング様式があって活用の仕方によってはプラス面も大きいと思います。しかし、それと同時に重要な訓練は自己の感情を如何にコントロールして行けるかです。プラス思考の感情コントロールに持って行ける様な努力です。認知症には脳内ホルモンのアンバランスが顕著に見られます。プラス思考の感情コントロールをし続ける事によりホルモンバランスも良好に保たれるのです。特に怒ると言う感情は脳内ホルモンのバランスを悪くします。次のご質問、認知症にかかって進行してしまっら、それは訓練と言うよりは治療法になります。認知症では、先ずは生活療法があって、ご家族の理解と支えがあって、最近では認知症改善のテキストやプログラムも、かなり見かけますし、その様なツールも積極的に、ご利用なさって、その上で薬物療法も考えて行くと言うのが理想的な認知症の治療法だと思います。


生のブログを拝見させて頂きました。私は60台後半になり多少の物忘れを自覚ようになりました。
先生のお話に拠ると認知症も大きくは三種類の病状に分けられるとのことですが、今、脳科学の話題がテレビ等巷で話題になっており、脳科学で色々な脳の訓練が紹介されていますが、三種類の病状に同じ様な効果が有るのでしょうか、また病状の進行が進んで理解力がなくなってしまった人にはそんな訓練は意味があるのでしょうか、脳科学の訓練等はあくまで老化と認知症の初期化の人までかと思いますが、専門的なご意見をお聞かせ願います。
関根