断章(3)

(3)日々の思い
身体的感受性について
体温、血圧、睡眠の度合い…
自分の身体的な変化に驚くほど鋭敏な人と、こだわりのない人がいる。長い間、医者を生業(なりわい) としていると、その身体的な変化に感じ方がかなり違う事に驚かされる。37.0℃でも身体が怠(だる)くて仕方がないと訴える人もいれば、37.8℃でも平気で働いている人がいる。
血圧も同じで190/110でも何も感じない人もいる。一方では160/95で大騒ぎする人がいる。睡眠時間も同じで、人それぞれで大きな違いがある。この違いは何だろうかと時に戸惑いを覚えたりする。身体的な感受性以外に、精神的な感性の違いは更に大きな違いがありそうだ。文学的な素養を持つ人、理数的な発想の強い人。音楽的なもの、絵画的なもの…左脳的とか右脳的とかの解釈もある様だ。先天的なものなのか、後天的なものなのかは判断が別れそうだ。私は多くの子宝に恵まれているが、同じ様にピアノやバレエを教えても、その興味の持ち方はかなり違う。となると、先天的な要因が大きいのだろうか?
同じ両親から生まれた子供でも、遺伝子の微妙な掛け合わせで違いが生じるのであろうか…未だ世の中には分からない事が多い。
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