断章(7)

(7)日々の思い
出生率について考える。
世界の出生率を見てみよう。
最大の出生率はアフリカ大陸が群を抜いている。ニジェール 7.42 、リマニア 6.27、コンゴ 6.11と、1位から10位までがアフリカ大陸とその近辺で占められている。
少し治安の良い国に目を向けると、イスラエル 3.09、フィリピン 2.95、グアム 2.35、インド 2.33、メキシコ 2.22、先進諸国ではフランスが1.96 、スウェーデン 1.85
、米国 1.84 、オーストラリア 1.83 、イギリス 1.80、ロシア 1.75、ノルウェー 1.72
、デンマーク 1.71、オランダ
1.66、中国 1.62、カナダ1.6
、スイス 1.54、ドイツ1.50
、日本1.40、韓国 1.17 となって、香港の 1.1 が続く。ワースト20に入るのは、東アジアか東欧・南欧の国ばかりである。
ここで出生率の低い国に共通する要素を考えてみた。
1.経済的に豊かである
2.将来への不安感が強い
3.宗教心が薄い
4.都市型で個人主義的生活スタイル
5.保守的で伝統的な価値観高学歴で教育熱心
6.高学歴で教育熱心
7.女性の社会進出が遅れている
これらに当てはまるポイントが多いと、子どもが少なくなる傾向にあるとみられる。中でも圧倒的に重要だと思われるのが、経済力である。豊かになると子どもが減るというのは世界で普遍的にみられる傾向で、日本の少子化もこの動きに沿ったものといえる。
「自分で勝手に育つ」と考えれば、子どもは増えるが教育熱心な国ではそうはならない。
世界の平均出生率は1960年に5.0だったが、2012年には2.5へと半減。日本でも第二次大戦後の1947年には4.5という高さだったが、それから着実に減り、1960年代は2前後になった。韓国も同様に下がってきて、今や日本を下回る1.2にまでなったが、一方で北朝鮮は2.0という高さにある。これらは第一義的には経済力で説明できるであろう。
そして日本、韓国などの東アジアの国に共通するのは、自分を不幸に感じ、宗教心が薄く、教育熱心という点だ。
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