「まあ」さんへの回答

レビーピックコンプレックスについて、もう一度復習しておきましょう。
レビー小体型認知症にピック病の合併した病状で暴言妄想に加えパーキンソ症状さらに薬剤過敏症状(風邪薬でもアレルギー症状が強く出る、これがレビー小体型認知症の特徴の一つ)や睡眠障害(REM睡眠行動障害)等が見られる病状です。レビーの病状が強く出ているのか、ピックの病状が強く出ているかは夫々です。基本的に中枢系の薬剤には逆行現象(薬の使用目的とは逆の副作用)が、時に見られます。
まして、レビーでは薬剤過敏症状が強く出る事も多いので薬は出来る限り少なめにして、慎重な使用が原則です。
基本的に、お母様の様な方ではウィンタミンを中心にして、細粒0.06gから0.18gぐらいまでは慎重に増量して行きます。もちろんセロクエルは中止します。フェルガード(私もかなり使用しましたが、お母様の場合の効果は疑問です)も不要です。抑肝散は、このままで良いと思います。夜間の睡眠行動障害にはクロナゼパム(リボトリール)が、第一選択薬です。さらにロゼレム(メラトニン作動薬)との併用で効果がみられるかもしれません。いずれにしても、薬剤過敏症状を常に頭に入れた慎重投与が必要です。私は、お母様の様な経過の方には1週間投与で十分な観察をしながら、治療に当たっています。以上です。
【ご質問】
「まあ」
はじめまして。
レビー・ピックコンプレックスの81歳の母の薬の調整のことでご相談したくご連絡させていただきました。
いま母はロングショートステイで施設に2年前からお世話になっています。
今の薬は
朝 ウインタミン細粒0.06g オパルモン5ug
昼 抑肝散2.5g
夕 抑肝散2.5g セロクエル12.5mg
です。
他にフェルガードを飲ませています。
これで2年ほどはまあ時々の不穏はありながら過ごしてきました。
最近、不穏が強く、そのため車いすから倒れる、低床ベッドより這い出すことがあり、昼にセロクエル12.5mgを追加しました。
セロクエル増量で、いま1ケ月くらいになりますが先日施設より「不穏が強くケガをされるリスクが大きいので薬の調整を話し合いたい」と言われました。
以前はセロクエルで効を奏したと思っていましたが今回は逆に増量したことが不穏を増すことになったのでは?と思うようになりました。
ピックにはウインタミン(コントミン)と言われていますがセロクエルをやめてウインタミンを増やした方がいいのでしょうか?
ご教示いただければ幸いです。
すみません、もう一つお聞きしたいことがありました。
施設の方が言われるには、「今までは夜の睡眠時に独語で起きてたりベッド上でごそごそがあっても、22時くらいから寝てたりしていたのに、最近夜の睡眠が1週間のうち3日くらいは夜中ずっと起きていて動きも激しい状態で、夜勤の職員が少ないため目が届かないので薬の調整の相談したい」と。
(母は介護度5で車いす生活で立てないのですが、這うことができたり体を起こしたりできるのでベッドから落ちたりしています。おまけに胃瘻ですが、昼のみ口から食べて薬は胃瘻からです、寝たきりでも誤嚥性肺炎もなったことはありません)
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コメント

成川様、早々のご返事に感謝いたします。

ご説明に納得できました。
フェルガードは嚥下機能を落とさないようにとLAを朝に、眠りの為にBを夜に飲ませています。(いろいろ変えてこれに落ち着きました)
が、ここまでになると必要ないですかね。

独居で介護4でもどうにか続けられたのがフェルガードのおかげもあるのかなと止めることが出来ずにいました。施設の今でもやめることが怖くて。。。

やはり追加のセロクエルは中止した方がいいですよね。で、昼のセロクエルはここ1か月くらいですが、夜のセロクエルはもう3年くらい飲ませて、夜の寝つきがよかったので続けています。


長く飲んでいたセロクエルを急にやめても大丈夫でしょうか?