診察室からコンニチハ(30)

認知症患者さんの新患が徐々に増えています。増え方は月に数例ですが、それでも私の認知症ブログを見てやって来たと言われますと、心から嬉しくなります。普段以上に緊張します。やはり私のブログ・ファンを裏切りたくないと云う思いが強くなります。ご家族の方のこれまでのご苦労を考えますと30分以上はお話を伺う事になります。原則的に私の認知症外来は予約制なのですが、新患で飛び込みでお出でになる方は予約なしの方も多いのです。もちろん予約なしでも受付けています。
ブログでは一流の専門医みたいな態度で回答していますので、ブログから来た患者さんに失望感を与えたくないと云う思いが先行して普通以上に力が入ってしまうのかもしれません。
それ以外には睡眠時無呼吸症候群にも力を入れています。なぜ睡眠時無呼吸症候群に関心を持ったかと言いますと、10数年前に私自身が睡眠時無呼吸症候群(SAS : Sleep Apnea Syndrome)の診断を受けたからです。医師自身が糖尿病や高血圧症になりますと、当然ながら普通以上にその疾患に格別の興味を抱くものです。自分自身がCPAP ( continuous positive airway pressure : 持続陽圧呼吸療法)を付けるようになってから睡眠時無呼吸症候群の本もずいぶんと読みました。医学書を読みながら、患者は自分自身ですからSASの医学情報の吸収は比較的に楽でした。一昨年前頃からタクシー会社、バス会社にSASの無料講演にも10数回以上は出かけました。国土交通省から、これらの会社にSASの健康診断をする様に指示が出ているのです。SASによる重大な交通事故が後を絶たないからです。この情報を手にしてから私は無料講演に出かける様になったのです。
この講演によっても患者さんは少しずつ増えています。
私の外来は原則的には予約制ですが、一般内科の患者さんも多く飛び込みの認知症患者さんがお出でになると予約制であるにもかかわらず、1時間近くもそれ以外の患者さんをお待たせしてしまう事があります。お待ち頂いている数は5~6名にもかかわらず時計の針だけがどんどん進んで、患者さん方からお叱りを受ける事もあります。
私は待つ事が苦手ですが、他人を待たせる事も好きではありません。それにも関わらず、長い時間お待たせしてしまう事を、ここで改めてお詫び申し上げます。
次回に続く
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