診察室からコンニチハ(32)

私はブログの中で幾つもの小説を書いています。はじめは認知症の公開質問が目的だったのですが、小さい時から小説家に憧れていた私は、この私的ブログの中で何時しか小説を書き始めていました。これまで拙い詩はかなり書いていましたが、少し長い小説となると息が続かなかったのです。ただ日記だけは50年近く書き続けていましたので、書く事そのものは苦ではありませでした。。何度かは小説に挑戦していましたが、多くは途中で投げ出していました。本格的に小説を書き出したのは、母親の癌末期の死にいたるプロセスでした。医師としての仕事が終わった午後6時頃から9時頃までの3時間を自分の部屋のパソコンに向かって書き続けていたのです。プリントした原稿は家内の添削を受けていました。そして何回も書き直しを指示され、自分の文章能力に限界を感じ始めていました。そんな生活を3ヶ月ほど続けましたが、原稿は目標の半分も進みませんでした。病院での仕事も忙しく午後8時になっても医師としての業務が終わらない日もあったりして…それやこれやで、結局は根が尽きて未完のまま10年以上は放置されてしまったのです。それが3年前からスタートした、このブログにより母親の病状日記も再度書き上げる意思が舞い戻り何とか完成の運びに至りました。以前と何が違うかと言いますと、今度はパソコンではなくiPhoneで書き直したので継続が可能になったのだと思います。パソコンと違ってiPhoneだとベッドで横になりながら気楽に文章が書けるからです。生来が怠惰な私にはピッタリのライフスタイルなのかもしれましん。こうして母親の病状日記「迷子の医者」が出来上がりました。。次回は私の稚拙な詩を少しばかり披露してみます。
次回に続く
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