診察室からコンニチハ(34)

もう一編だけ私の拙い詩に付き合って下さい。「詩集の小箱」からナースコールです。
     「ナ-ス・コ-ル」
  一本のコ-ドに託(たく)された
私のはかない希(ねが)い
   小さな事
  めんどうな事
  時には
 どうでも良い様な事かも
  看護婦さん
  あなた方がどんなに忙しいのか
  分かってはいるのです
 でもね
 どうしょうもないのです
  不安で切なくて
  いつも何かにすがっていたいのです
  ただ一本の…そのコ-ド
  それは私の明日へと続く生命(い のち)の証(あかし)なんですから
   そんなコ-ドの先から聞こえて来る
  看護婦さん、あなた方の優しい声の響きや
  あるいは寒々とした声の冷たさに
   私たちは心が安らかになったり
  動けぬ体が…なみだ…で
  こきざみに振るえたりするのです
 
   次回に続く
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