レビー小体型認知症の父の娘さんへの回答(4度目)

再度のメールを拝読させて頂き、同じ医師として慙愧に耐えません。"Nフォレストクリニック"にしても当初は真摯に患者さんを診ていたのでしょうが(私も彼の講演を聞きに行った事はあるのですが…)、何処かで脱線し始めています。とても残念な思いで医師としての彼の行く末を案じています。日本認知症学会でも、学会の反逆児としての彼には心の奥で拍手を送っていた時期もありましたが、今の私の心は彼から遠く離れています。あるサプリメントの会社と手を組んで、かなりの脱税で逮捕された事実を聞かされた時は、彼も行き着くとこまで医師のモラルから脱落したものだと嘆いていました。
まあその様な中傷的な話は止めにします。他人を中傷することは自らも貶める事に繋がりますから。
それらはともかくとして、我が国には認知症に精通する医師はこれ程までに貧弱なのかと改めて思い知らされました。患者不在の医療とは何のか、同じ医師を業とする人間として、心が寒くなります。消化器、循環器、呼吸器、その他に医学的成果は数多く見られるものの、精神科領域、認知症などの領域での医学は未だ余りに未熟です。自閉症、うつ病、統合失調症など、何故か内科の私が多くの相談を受ける事が多々あります。専門外である私は、専門医の医師たちと話し合う時間を多く取る努力をしています。その中で専門医であるから、その道に通じているかと云うと、必ずしもそのではない例を多く見聞します。人間の心の問題は余りに奥が深いのです。認知症と云う学問も難解です。単にアルツハイマー型認知症とか、レビー小体型認知症、もしくはピック病とか、そんな単純に病名など付けられる訳はないのです。MRIなどの画像診断で簡単に診断がつく訳でもないのです。人間の脳神経細胞に起こっている変化は限りなく未知なのです。その事を多くの医師は謙虚に受け止めるべきなのです。しかし、悲しい事に不勉強な医師に限って安易な診断と安易な投薬をしてしまうのです。
そして何の反省もなく、「認知症が悪化したとか」
「何分にも高齢ですから」などと、
恥知らずな弁解を重ねているのです。ともかく、今回頂いたメールを読んでいますと、余りに厚顔無恥な医師の群れに驚き呆れるばかりです。本当に志の高い医師を探すのは容易でない事が胸に切々と感じます。しかし、必ず納得の行く医師との出会いは見つかると思います。
私の「診察室からコンニチハ」のブログを読んで頂けると、私が日頃どの様な態度で「認知症治療」に取り組んでいるかを、ある程度は理解出来ます。緑協和病院にご連絡を頂ければ、「脳トレ」や「認知症患者さんとの接し方」等の資料を無料で送付します。ご希望であればご連絡ください。227-0036 横浜市青葉区奈良町1802 tel 045-962-6666
成川 有一 宛
一様ご参考までに三重県の認知症専門医を紹介します。しかし、現実にその方たちと直接な関係を持ち合わせていませんので、医師としての能力や人間性については分かりません。医療の本質は人間性にあるものと、私は考えていますので。

「日本認知症学会認定専門医」
<三重県>
・岩崎 靖
小山田記念温泉病院 神経内科(月-土)・もの忘れ外来(月・水・金)
〒512-1111 三重県四日市市山田町5538-1
【TEL】059-328-1260
※毎週月・金曜日の「物忘れ外来」を担当しています。予約制ですが、当日受付も可能です。紹介状は必要ありませんが、内服薬があれば薬剤情報か実物を持参して下さい。家族の方と受診していただけると診断の参考になります。神経学的診察、頭部MRI(VSRAD)、脳血流シンチグラフィ、脳波、高次脳機能検査を適宜行います。認知症と診断された方の治療だけでなく、正常や軽度認知障害と判定された方も含めて、全ての受診患者様を定期的にフォローしています。特殊疾患療養病棟では認知症、神経変性疾患患者様の入院にも対応しています。
・大西 丈二
南島メディカルセンター 
〒516-1306  三重県度会郡南伊勢町慥柄1番地1
【TEL】0596-72-0001
※平成25年6月から診療開始しました。外来は内科初診と合わせ、(木)9:00-12:00(11:30受付終了)に行っています。詳しくはお問い合わせください。
・小川 裕行
おがわ脳神経外科クリニック
〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1414-1
【TEL】059-221-0234
※外来受診は当院診療時間内であれば随時可能です。出来れば、普段の様子をよくご存知のご家族と一緒に受診して下さい。
・笠間 睦
榊原白鳳病院
〒514-1251 三重県津市榊原町5630番地
【TEL】059-252-2300(代表)
※ ※完全予約制を実施しておりますので、受診をご希望の場合は、事前にお問い合わせください。入院治療は行っておりません。
・木田 博隆
① 三重大学医学部附属病院 神経内科物忘れ外来
〒514-8507 三重県津市江戸橋2-174
【TEL】059-231-6027
※三重県立総合医療センターにても物忘れ外来をおこなっています。
② 三重県立こころの医療センター 物忘れ外来
〒514-0818 三重県津市城山1丁目12-1
【TEL】059-235-2125(代)
※ファックス:059-235-2135
・葛原 茂樹
町立南伊勢病院 神経内科外来
〒516-0101 三重県度会郡南伊勢町五ヶ所浦2969
【TEL】0599-66-0011
※認知症一般、アルツハイマー病、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症など、およびパーキンソン病、筋萎縮症、多発性硬化症などの神経難病の診療を行っています。
※専門外来で診察日が決まっているので、あらかじめ電話して予約してから受診してください。
・小久保 康昌
① 町立南伊勢病院 神経内科
〒516-0101 三重県度会郡南伊勢町五ヶ所浦 2969
【TEL】0599-66-0011
※診察は、予約制となっています。受診をご希望の場合は、事前に各施設にお問い合わせください。
② 志摩市民病院 神経内科
〒517-0603 三重県志摩市大王町波切 1941-1
【TEL】0599-72-5555
※診察は、予約制となっています。受診をご希望の場合は、事前に各施設にお問い合わせください。
・小長谷 正明
国立病院機構 鈴鹿病院 神経内科
〒513-8501 三重県鈴鹿市加佐登3 2 1
【TEL】059-378-1321
※病院のホームページはhttp://www.hosp.go.jp/~suzukaww/です。
・佐藤 正之
三重大学医学部附属病院 神経内科専門外来 「物忘れ外来」 (内線5496)
〒514-8507 三重県津市江戸橋2-174
【TEL】059-232-1111
※認知症医療学講座の教官が、神経内科専門外来の一つとして「物忘れ外来」を担当します。完全予約制ですので、受診時は予め電話にて予約をお取りください。またかかりつけ医をお持ちの方は、主治医からの医療情報提供書を当日ご用意ください。
・冨本 秀和
三重大学医学部附属病院 神経内科
〒514-8507  三重県津市江戸橋2丁目174 
【TEL】059-231-5295
※外来受診には担当医の紹介状が必要です。
・三室 マヤ
尾鷲総合病院 神経内科
〒519-3693 三重県尾鷲市上野町5番25号
【TEL】0597-22-3111
※外来受診には紹介状が必要です。(かかりつけ医などからの紹介状をご持参下さい) 
※外来受診は完全予約制のため診療予約が必要です。電話で受診の予約をして下さい。 
(尚、当院には常勤の神経内科医がいないため、入院治療は行っていません)
・三原 貴照
三原クリニック 脳神経内科
〒三重県四日市市日永西3-1-21
【TEL】059-347-1611
・脳神経内科診療時間内はいつでも初診受付しています。初診の電話予約や他院・入所施設からの初診予約はお取りしていません。再診予約制のため初診の方は待ち時間が長くなる場合もあります。
・紹介状は不要ですが、内服薬があればお薬手帳をお持ちください。また必ず家族と受診ください。
・初診日に診察を行い、診察結果にあわせて採血・神経心理検査・頭部MRI(VSRAD)を当日あるいは後日もの忘れ外来日(火曜日・金曜日の13時~16時)に予定します。
・入院施設はありません。
・内科疾患、神経難病にも対応しています。
・詳しくはhttp://www.mihara-clinic.com/をご覧ください。
・村松 正俊
桑名西医療センター 脳神経外科
〒511-0819 三重県桑名市北別所416-1
【TEL】0594-22-7111
※担当外来 月・水・木・金です。脳神経外科の外来で紹介された患者さまの診察を行っています。現在外来がかなり込み合っており、診察までにしばらくの時間をいただいております。かかりつけ医からの紹介状・画像をお持ちください。
・森 恵子
小山田記念温泉病院 神経内科(月ー土)・もの忘れ外来(月、水午後、金)
〒512-1111 三重県四日市市山田町5538-1
【TEL】059-328-1260
※水曜午後と金曜日の「物忘れ外来」を担当しています。水曜午後は完全予約制となりますので、電話にて受診の予約をして下さい。紹介状は必要ありませんが、内服薬があれば薬剤情報か実物を持参して下さい。家族の方と受診していただけると診断の参考になります。神経学的診察、頭部 MRI(VSRAD)、脳血流シンチグラフィ、脳波、高次脳機能検査を適宜行います。認知症と診断された方の治療だけでなく、正常や軽度認知障害と判定された方も含めて、全ての受診患者様を定期的にフォローしています。
・吉丸 公子
三重県立こころの医療センター 物忘れ外来
〒三重県津市城山1丁目12-1
【TEL】059-235-2125(代)
※神経内科医による火曜午前の外来です。外来受診に際しては、なるべく、かかりつけ医などからの紹介状をご持参下さい。予約制ですので電話予約のうえで来院下さい。
・脇田 英明
藤田保健衛生大学 七栗サナトリウム ものわすれ外来
〒514-1295 三重県津市大鳥町424-1
【TEL】059-252-1555(代表)
※隔週の月曜日に「ものわすれ外来」を行っています。完全予約制のため診療予約が必要です。電話で受診の予約をして下さい。かかりつけ医などから紹介状があればご持参ください。
以上、何かお役に立つ事があれば幸いです。
【ご質問】
先生、早速のお返事、感謝致します。
ご多忙な中、真摯に向き合って下さり、先生のような方に診て頂きたいと心の底から思います。
薬、そうなんですね…
どうしたら良いのでしょうか…
血液検査をしてもらった病院の先生は父の昔からのかかりつけの先生で、不整脈の薬は必要ない、と言ってたんです。
精神科に入院してから不整脈の薬を服用し始めた、と話したら『慢性心房細動でしょ』、と軽い感じでした。
三重県四日市市在住です。
どのように病院を選んだら良いのか、を教えて頂く事は出来ますでしょうか?
病院選択の経緯について、長文ですがお読み頂ければ幸いです。
2016年に何度か徘徊をするようになり、その度に警察や救急車にお世話になりました。
まず、初めての徘徊の時です。
警察に捜索をお願いし(見つけたのは私だったのですが)、父の様子を見た警察の方が『認知症では?でも、普通に会話が出来るからまだまだ軽度だと思う、市がサポートしてくれるよ、相談に行った方が良い』と言われたんです。
それから2日~3日後、2度目の徘徊。
また居なくなり、探していたら、けがをして倒れている所を救急隊の方が保護をして家まで連れてきて下さいました。
その救急隊の方にも、『認知症かもしれませんよ、ただ、住所、生年月日はきちんと言えるから、もし認知症でも軽度だと思う、早く専門の病院で診てもらった方が良い』と言われました。
警察の方にも同じ事を言われた、と伝えたら、『まず市役所か地域包括センターに相談に行くと良いよ』とアドバイスをもらいました。
ちょうど、お盆休み中だったので、すぐに市役所に相談に行き、地域包括センターを紹介してもらいました。
で、地域包括センターから紹介してもらったのが、『認知症サポート医』の"Iクリニック"です。
そこで、長谷川式のテストをして、17点でした。
中度の認知症、アルツハイマーと言われました。
この病院で処方された、レミニールが全ての始まりです。
薬を飲み出してからおかしい、と訴えたのに、病院を信じて、そのまま服用させた事をいまだに後悔しています。
暴力、暴言、さらに自殺願望、徘徊…
3度目の徘徊の時には、居なくなってから半日以上経ち、やっと発見されました。
便尿を垂れ流してケガをして血だらけでした。
すぐに、Iクリニックに連絡し、相談をした所、『精神科を紹介するから、このまま連れていくように』との指示を受け、血だらけの状態のまま精神科に連れていき、即入院になりました。
その精神科が"総合心療センターH"です。
ここで、レビー小体型認知症、と診断を受け、アリセプトなど様々な投薬が始まりました。
今、思い出したのですが、総合心療センターHで、入院して1ヵ月後、インスリンの注射が始まったんです。
糖尿病、そんなに悪いんですか?って聞いたら、『病状が悪いって言うよりより、この方が良いので。家族さんにも注射の練習もしてもらいます』と言われました。
素人の私達は、『重症の糖尿病の人がインスリンを打つのかと思ってたけど、違うんだね』と変な納得をしてしまい、退院してから注射って不安すぎる…と母が心配していた記憶がよみがえりました。
インスリンの注射が始まってから、更に悪化したんです。
目も合わず、立つことも座ることも出来ない。
おかしい、と思い『薬が合わないのですか?』と聞いても、納得がいく返事はもらえませんでした。
週2~3回、家族の誰かが面会に行き、様子をメールで伝え合っていたので、全て記憶と記録で残っています。
そうこうしている内に、高熱が引かず、しかも高熱の原因が不明との事で、県立医療センターに検査入院になりました。
高熱の1週間前から、インフルエンザ予防のタミフルを投与されていました。
留守番電話に"病棟にインフルエンザ患者が出ました、65歳以上の患者さんにタミフルを投与する事が決まっているので、タミフル投与します"とメッセージが有りました。
メッセージを聞き、不安を感じて、出来ればタミフルは止めて欲しいと思い、すぐに電話をしましたが、"決まりなんで"と言われました。
医療センターでは、タミフルの話もしました。
タミフルも原因かもしれないが、
不明熱の原因として可能性として考えられる事は、精神科の薬かもしれない。
インスリンも必要ない。
驚愕でした。
精神科からの薬を減らしながら、様子を見る、との事で、薬を徐々に止めていったら3週間程で平熱になりました。
そこからがまた大変でした。
なぜなら寝たきりになってしまったからです。間接は曲がり、オムツを当てて。
徘徊するほど歩いていたのに…
県立医療センターでは、『ものは考えようで、徘徊の心配はないですよ』と言われてしまいました。
もう、総合心療センターHには戻りたくない、自宅で介護しよう、という事になりました。
ただ、介護ベッドはもちろん、ケアマネージャーもいない状態。
介護ベッドを借りる為には、まずケアマネージャーが必要、と言われ、地域包括センターに相談しました。
そしたら、『自宅介護は絶対無理、総合心療センターHに戻って薬を合わせてもらうべき』
と言うんです。
"薬のせいでこんな状態になった"と、しつこく説明をしても全く聞く耳を持ってもらえず。
熱が下がり、県立医療センターからは、『治療の必要はないので早く退院してください。出来れば2~3日中に退院してください』と言われ、自宅介護の準備も出来ず、とりあえず総合心療センターHに戻りました。
県立医療センターからは、"一切薬を服用させるな"という指示を出してもらいました。
総合心療センターHに戻りましたが、自宅介護の準備が出来るまでの借りの状況です。
寝たきりになってしまった為、病棟は末期の精神科病棟。(医療センターにいくまでは、急性期病棟でした)
病棟が病棟なので、面会にいく度に目にする他の患者さんの姿が辛すぎて…
父のように、薬でこんな状態にさせられた患者さん達もいるのかと想像したら、可哀想すぎて、帰りの車の中で涙が止まりませんでした。
見たくない状況の病棟でしたが、
毎日面会に行き、看護師に、『薬、何も与えてないですよね?』と確認。
点滴をしている事もあり、『ただの栄養です』と言われても信用出来ず、すぐにスマホで調べていました。
地域包括センターに懇願し、ケアマネージャーを紹介してもらい、ベッドを借り、在宅介護の準備も出来て、借りの入院は1週間で済みました。
間接が曲がったままの寝たきりで退院し、もう自分の足で立つことも出来ないのかと思ったら、1ヵ月後には歩けるようになりました。
急に不穏になったり、"死にたい"と毎日言ってましたが、薬を飲んでいた頃より断然生活は出来ていました。
もう、認知症に薬は必要ないんじゃないか、と思っていたのですが、ヘルパーやケアマネージャーが『認知症の治療が必要、どこか病院を探した方が良い、なんなら紹介する』と母に毎日言っていたようです。
母も、病院には不信感があるものの、毎日、病院に行かないと大変な事になる、と言われたら母も不安になって当然。
訪問看護師にもきてもらっていたのですが、『死にたい、と言ってるお父さんを放っておくの?お父さんが死んだらあなた達家族の責任ですよ、早く病院を見つけなさい』とほぼ脅しです。
もう、病院選びは他人に頼らない!
自分達で調べて、良いと思った病院が、"Nフォレストクリニック"でした。
しかし、この病院も全く期待出来ませんでした。
診察時間は5分もなく、質問に対して上手く言葉が出ない父に対して、
『元々発達障害があるんじゃないの?アスペルガーか!』と笑いながら言われたんです。
それでも、薬さえ合えば、
治りさえすれば良い、と思い、
あまりの対応に悔しさが込み上げましたが、我慢しながら耐えました。
ここでセルシンを処方され、服用させたら、とんでもない奇行を繰り返し、病院へ相談したら、"認知症の悪化、薬の影響無し"と返答がきました。
ここもダメか…と途方にくれる始末。
やはり、有識者に相談するべきなのか、という事で、ケアマネージャーに相談。
現在お世話になっている病院、T病院『認知症疾患医療センター』を紹介してもらいました。
"精神科だが、内科もあるから安心"と言われましたが、安易に信頼出来る訳でもなく、ただ、ケアマネージャーからは入院施設のある病院に繋がりを持っておかないと困る時がくる、と言われました。
私達の無知さが招いた状況なのは理解しています。
でも、HPには良いことしか書いていない。
地域包括センターなんて、全く話にならない。
身近に認知症を介護している人はおらず、母の周りの人は、自宅介護せず、施設に入れている人ばかりです。
相談出来る人もいないし、もうどうしたら良いのか…
先生、今回もとりとめのない相談で申し訳ありません。
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