診察室からコンニチハ(42)

秋の講演「年齢の壁」は、80名以上の参加者があって、なかなか盛況でした。病院スタッフは10名近くがサポートしてくれて、とても助かりました。受付けとか、会場の整理とかの下支えがあってこそ、私の拙い講演も成立するものだと改めて感謝の念を強くしました。
その感謝の思いとは別に、スタッフの多くが私の講演そのものには、外部の参加者ほどには関心を示していないのではないかとの奇妙な寂しさに襲われました。何でそんな気持ちになったのかと言えば、講演の後でスタッフの何人かに感想を聞いてみたのですが具体的なコメントはもらえませんでした。もちろん彼等の多くは私の講演を支える為の仕事が忙しく、ゆっくりと講演に耳を傾ける余裕はなかったのでしょう。
つまり、こんな思いは私の身勝手な我が儘である事に間違いはありません。それでも講演をする立場の人間と云うものは、常に誰彼構わず感想を求めているものなのです。
それでも後日の外来診察で、訪れる患者さん方に多くのお褒めの言葉を頂き大いに気を良くしたのですが。
結局、私はただの見栄っ張りなのかもしれません。
経済的な利益よりは、自己満足や自己主張を重んじる性格なのでしょうか。そんな性癖が、3年以上も認知症の公開質問を継続しているエネルギーになっているのかもしれないと、自己分析したりしています。自分では認知症患者さんや家族の方の為に少しでも役に立ちたいと云う思いが強く、その為に多くの時間を割いて公開質問を継続していたものと信じていたのですが、果たしてそんな綺麗事だけであろうかとの疑問が立ち込めて来たのは事実です。
次回に続く
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