診察室からコンニチハ(53)

話は再度病院運営の事になります。
病院の職員数は160名ですが、この程度の規模ですと、中小企業とも言えず大規模に属するとも言えない組織体です。1人のトップで目を配るのは少し困難さを感じます。トップが30~40歳代の若さですと、当然スタッフも若い人が多くなりますので、随所で不満の声はあるものの若いエネルギーで、多くの困難は何とか乗り切れるものです。さらに若さのエネルギーは遊びにも向かいますから、病院開設10年ぐらいの間は院内のクラブ活動も活発でした。英会話教室、テニス部、華道部、スキー部、旅行部などがあって参加者も多く仕事以外にも爽快な汗を沢山流していました。秋の職員旅行は盛り上がり過ぎて、箱根の旅館では出入りを禁止される様な醜態を演じた事もありました。病院10周年の職員旅行では韓国旅行まで実施されました。
この様に仕事と遊びを通してスタッフとのチームワークも良好になり、病院運営も極めて順調でした。
しかし、この10年近くはクラブ活動の参加者が日々少なくなり、全く活動を停止しています。また職員旅行も参加者が激減して、旅行計画そのものが実施困難になっています。
日本全体で若者の酒離れも顕著になっていると言われています。
集団での活動よりは、少数での交際が好まれている様です。日本経済の長引く不況と若者たちの質素な生活が蔓延しているのでしょうか?
ともかく元気のない人たちが多すぎます。そんな日本人と比べ、銀座などのデパートを見ると高級店に群がっているのは外国人ばかりです。
病院経営も厚労省の度重なる医療費抑制政策で、何処も採算の悪い状況が続いています。それでも常に新しいアイディアを出して病院に明るい未来の展望を打ち出して行くのが、経営者の使命だと自らを叱咤激励している日々です。
次回に続く
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