ラブラさんへの回答

誰でも高齢になると、認知症になりえます。
現在のわが国の認知症発症者は462万人、軽度認知障害は400万人で、合わせると65歳以上の4人に一人が認知症とその予備軍だとも言われています。
さらに85~90歳の年齢階層では約6割以上、90歳以上では7割以上が認知症かその予備軍になっています。すなわち、私たちは長生きすれば認知症になる可能性が高いということです。
そして私の認知症外来、もしくは認知症講演(年に数回以上は各地域で行っています、頼まれると断れない性格で…もちろん全ては無料です)
での経験から良いますと、認知症に対し理解力のある人ほど認知症になりにくいという実感があります。自分だけは認知症とは無縁だと考えている人ほど早くから認知症になりやすい傾向があります。
何故なら正しい理解力を持った人は、認知症予防への対策も忘れないし、覚悟もあるからです。
「ご老人を見て、おかしな年寄りだと偏見を持つあなた、何時あなたが認知症だと言われるか考えてください。その時の自分の姿を想像してみたら、怖くて妙な偏見なんか持てないでしょう!」
と、私の講演では説明しています。
【ご質問】
ブログ拝見させていただきました。ただでさえ多忙な日々でしょうに、認知症について、ブログをとおしても一所懸命に向き合ってくださる医師の方がいらっしゃることに感銘を受けました。
わたしが介護業界に入り20年以上が過ぎました。国が、今までの認知症施策が間違っていたことを認めているのかは不明ですが、オレンジプランを策定し、例え認知症になったとしても安心して暮らせる地域づくりを目指しているというのは解ります。しかしまだまだ「変なことを言うようになった」「おかしくなってしまった」と、冷たい目線を浴びせる人の方が多いと思います。
どうすれば認知症を、一人でも多くの方に正しくお伝えすることができるでしょうか。先生のご経験の中で「この言葉を伝えたら在宅介護者が“ふっ”と楽になったようだ。」ということがありますでしょうか。
ご教示いただければ幸いです。
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