青田さんへの回答

現在、日本で最も注目されている音楽療法の分野は「認知症」と言っても過言ではないでしょう。 特に、認知症予防に関しては、大きな期待が持てるようなデータもあります。
また、BPSD(認知機能障害によって、精神不安定になり現れる症状や行動)にも下記のような改善例が見られました。
暴力的な言動や行動が抑えられた
睡眠障害の改善がみられた
うつ状態が軽くなった
協調性がみられるようになった
メンタル面が落ち着いてきた
もちろん、認知機能障害については、コミュニケーション能力の改善が見られた事例や、記憶能力に関しても期待が持てるデータが存在しています。
さらに、音楽療法が高血圧にも効果があるというデータもあります。高血圧と認知症は一見関係なさそうに見えますが、高血圧によって心臓疾患や脳疾患につながり、その過程で認知症になる方が多いそうです。そのため、高血圧を予防することも、認知症を予防することにつながると考えられています。
バランスの良い食事をするためにはどうするのか?」と同じように、「より効果的に音楽を利用するにはどうすれば良いのか?」また「どんな症状に音楽の効果が期待できるのか?」をより明確にする必要がです。
ご家族を含む介護に従事する人たちと音楽療法士が協力して、音楽が健康にもたらす効果をデータとして蓄積していくことで、音楽療法を確かなものにしなければいけないと思っています。
「音楽って健康に良いのかぁ~」と興味が湧き、そこから音楽を通じて生きがいを見つけることができれば、そんな素敵なことはありません。
「音楽と健康との関係には、無限の可能性を秘めている。」音楽療法を発展させるということは、シニア世代のライフスタイルの充実にも繋がると信じています。
【ご質問】
成川様お世話になっております。
今、父親にたいして、
◎ 読書。
◎ アロマの芳香剤。
◎ ガム。
◎ 見舞いの時、車椅子で、談話室の連れて行く。
ことをしています。
他に何か出来ないかと考え、
『音楽療法』も効果があるのではと思い、
父親の好きな
セミクラシックの曲をウォークマン(買いました。)に入れ、今日、持って行きました。
父親は、気に入ってくれて、聴いています。
『音楽療法』は、脳の認知機能には、効果があるのでしょうか。
成川先生の『音楽療法』についての見解がありましたら、お聞かせ頂ければ有難く存じます。
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