認知症詩集(43)

人間の平均寿命は何処まで延びるのであろうか?
長くなれば成る程、認知症の問題も更に複雑化して来るに違いないだろう。その意味では平均寿命の問題も考えずにはいられない。平均寿命の推定説は幾つかある。
先ず第一が成人年齢に至るまでの年齢(人間で言えば20才)×4もしくは5倍説だ。これで行くと80~100才と云う事になる。
第ニが心拍数限界説だ。
これによると一生の心拍数は「23億回」説が最有力であるが、生物学者の間では「15億回」が定説にもなっている。
1分間70回前後が適切であるとされ、それ以上だと自律神経の乱れが影響されているか、生活習慣病を考慮すべきだとの意見が多い。
毎年の健康診断で心電図の異常を指摘された事がなくても。
哺乳(ほにゅう)類は心臓が
一定数打つと一生を終えると説いた。
1992年に出版されベストセラーになった
『ゾウの時間ネズミの時間』(中公新書)筆者の本川達雄氏は、「のんびり生きても、せかせか生きても、哺乳(ほにゅう)類はその心拍数を使い果たすと
一生を終える」と書いてある。
人間にも同じことがあてはまる
東邦ガス診療所(名古屋市)の林博史所長はこう言い切る。
心臓の消費エネルギー量はおおむね決まっているとみており、心拍が速いと劣化が進み、寿命が短くなるという。
血圧が正常でも…
名古屋大病院に在籍中、心筋梗塞(こうそく)の患者をたくさん診てきた。
一命を取り留めた場合、何が予後を左右するのかに興味を持ち調べたところ、心拍数にたどり着いた。
いつまでも脈が速い人は、回復に時間がかかった。
時間生物学の概念を取り入れ、哺乳類ごとの体重や心拍数、心周期(1心拍にかかる時間)
と寿命との関係を分析し、人間が一生の間に打つ心拍数は「23億回」とはじき出した。
1分間脈を測り、その数で割れば、寿命(分)がわかる。心拍数が60回で約73年、70回で約63年、80回で約55年になる。
脈が速いと死亡リスクが高くなるとの研究報告が国内外にいくつもある。
東北大学の研究グループは2004年、岩手県大迫町(現在は花巻市)の追跡調査で、
血圧が正常でも心拍数が1分間に70回以上の人はそうでない人よりも心臓病による死亡リスクが約2倍になる、と公表した。
米国の高血圧患者約4500人を36年間追跡した調査では、心拍数の増加に伴い心臓病死する割合が高くなった。
心拍数の減少で様々な病気による死亡率が減るというイタリアの報告もある。
ただ、心臓病の専門医の間では、人間の一生の心拍数に決まった限界があるとの考えに否定的な意見も多い。
心拍数の増減は自律神経に左右されており、一部の不整脈のように心臓自体に問題があることは少ないからだ。
その他、世界中の学者で様々な意見があって誰もが一致する定説は未だ確立されていないのが現状です。
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