認知症詩集(44)

認知症、この難解な病気の前で 多くの患者家族の方が言葉には尽くせない、多大なご苦労をなさっている。経済的にも精神的にも限界に達している方は数え切れない程いるに違いない。厚労省は在宅介護を盛んに推し進めているが、在宅介護の意味をどれ程に理解しているのであろうか?家族の誰かが相当の犠牲を強いられると云う事実を理解しているのであろうか?時には親の介護の為に離職の危機さえ起こり得ると云う実態を本当に理解しているのだろうか、甚だ疑問が残って仕方がない。
だから多くの場合は特別養護老人ホームに預ける事になってしまう。しかし年金額だけでは賄い切れない老人ホームが増えつつある。何故か?
先ずは年金額が年々下げられている。こんな年金額で、どの様に生活して行けるのか…特に国民年金に至っては!
更に厚労省が推定していた以上に介護認定者が増大し、当初の介護保険料だけでは多大な赤字が予測されている。
それ以上に老人ホームの個室化を厚労省自らが推進し介護利用者の負担額が大きく増大している。以前は多室部屋が普通であって室料差額を入れても毎月の支払いは6~7万円ですんだものが個室化されてからは支払い額も12~20万円と倍以上に負担額が増大している。その上に大変な事は病気に罹った時である。入院中も入院費用以外にホームの室料差額がかかってしまい二重負担を患者家族は強いられるのだ。
となると患者家族の負担額が一ヶ月以上の入院にもなると月に30万円以上が一般的になってしまう。また病院でも個室に入ったりすれば40万円以上の負担額だ!…誰がこんな高額な負担に耐えきれるのか?
正に介護難民そのものではないか…?
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