認知症詩集(51)

認知症を含め難解な病気は山程あります。肺結核は克服出来ましたが肺癌は未だかなり治療が困難です。一つの病気を克服したら、また新しい病気に突き当たると云うのが、医学の歴史です。認知症ではないですが「うつ病」は若い人から年寄りまで驚く程に増えています。
情報産業の飛躍的な発達で、その情報処理で神経を擦り減らす人が増えていると云うのも一つの原因です。それ以外にもコンピュータ依存症でコミュニーケーション障害の人も増えていると聞きます。日本人の清潔過ぎが災いして花粉症の患者さんは確実に増加しています。
日本で花粉症の始めての報告は
1963年からですよ。わずか53年前の話です。それまでは何が横行していたかと言えば寄生虫です。回虫とか蟯虫とか呼ばれるものです。
これら寄生虫の激減と共に花粉症が出現して来たのです。つまり何かの病気が克服出来た後には別の新しい病気が発生してしまうのです。
少し前までは小児自閉症児の原因を「母原病」と一括りに片付けていた時代もあったのです。
親の教育が悪い、母親に問題があると言われていたのです。
日本でも一流と言われる大学病院の教授クラスが、そんな事を言っていたのです。
それは誰をも責められません。
医学の歴史の試行錯誤だからです。これからも医学の進歩と後退(新しい病気を作り出してしまうと言わ意味ですが)は続くのでしょう。
認知症にしても同じ事が言える様な気がしてなりません。幾つもの認知症の中である認知症の劇的な治療法が見つかっても又、新しい認知症が発見される可能性は充分に考えられます。


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