青田克己さんへの回答

先ずは10数年前までは、アルツハイマー型認知症が老人性認知症の中で50~60%ぐらいの発生頻度であると言われていましたが、昨今では15~20%ぐらいの頻度ではないかと言われています。未だ多くの医師のなかには古い統計数字から抜け出せない方も見られますが、認知症専門医の間ではアルツハイマー型認知症(ATD)より、レビー小体型認知症(DLB)の発生頻度は40~50%と、はるかに高いと云う認識が拡がっています。また、それ以上にATDやDLBと云う単一の認知症ではなく、それらが複雑に入り混じった混合性の認知症が問題視されています。この混合性認知症が、通常の専門医の間でも認知症の診断を困難にしています。長谷川スケールやMRIなどでは計り知れない診断能力が必要となっています。日本認知症学会が正式に発足したのは2005年ですから、「認知症」と云う学問自体が未だ発展途上にあり、専門医の間でも多くの試行錯誤が繰り返されています。厚労省から正式に認可された認知症薬の中にも、この40年余り効果の否定された医薬品がどれほど多い事か。日本の一流大学病院で推奨された医薬品がですよ…ましてサプリメントの全ては厚労省の審査基準にさえ入っていないのです。そうは言っても、患者さん方の多くに頼まれて私も10種類ぐらいのサプリメントを使用してみましたが、その効果は疑問な物が殆んどでした。ジオニスゲンの効果は使用経験がないので責任ある回答は出来ません。現在、認知症に関するサプリメントはどのくらい販売されていると思いますか?
恐らく数百種類は下らないでしょう。その9割以上は無効だという大学病院の調査報告も出ています。それでは残りの一割以下には効果のある物が…との疑問もありますが、それは恐らくプラセボ効果(偽薬であっても精神的に効果が感じられる)でしょう。
現在、認知症治療法の基本は医薬品ではなく、生活療法(散歩、規則正しい生活)、脳トレーニング、音楽療法(懐メロや童謡)、身だしなみを整える(衣服に気を使う事により認知症が改善したと云う報告は幾つもあります)、生活習慣病(高血圧、糖尿病、喫煙、慢性の飲酒)に注意を払う事の方が、認知症治療法には効果が大きいと言われています。医薬品は補助的な手段でしかありません。将来的には認知症の根本的な治療法が見つかるかもしれませんが…
➖ご質問➖
母親が現在、79歳です。
母親がかかりつけ医で、薬の飲み忘れが多いので、長谷川式テストを受けたら、21点で、軽度認知症の可能性が高いと言われ、MRIを受けました。
まだ、かかりつけ医の正式な診断は、出ていませんが、認知症と聞いて、ショックを受けています。
今、服用しているのは、漢方薬 抑肝散です。
日常生活は、炊事、洗濯、買い物、掃除とすべて、何の支障もなくこなしますが、時々、時間、年齢の見当障害を起こします。
歩くこと、話すことを積極的に行っていますが
以前、富山大学が山芋がアルツハイマー病にこうがあるとニュースで聞きました。
その山芋の有効成分である抽出成分であるジオニスゲンのサプリは、効果があるとおもわれますでしょうか?
わかる範囲でイイのでお教えください。
関連記事

コメント