青田克己さんへの回答(再々)

「MCIと軽度認知症の違いは何でしょうか?」
との、ご質問ですが、MCIの定義は次の通りです。
【5つの定義】
1.記憶障害の訴えが本人または家族から認められている
2.日常生活動作は正常
3.全般的認知機能は正常
4.年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害が存在する
5.認知症ではない
MCIは、通常「軽度認知障害」と解釈されており長谷川スケールでは21点以上とされております。
ですから「軽度認知症」をあえて定義づけるとすれば長谷川スケールで20点以下17点以上となるかもしれません。
またMCIはその症状と対応によって回復したり、発症が遅延したりすることがあると言われています。
さらにMCIを放置すると、認知機能の低下が続き、5年間で約50%の人は本格的な認知症へ進行すると言われています。
ここで必要なのが生活療法と脳トレーニングさらに生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症、慢性飲酒や喫煙『受動喫煙も含みます』、抗精神病薬の服用)の改善です。一口に脳トレーニングと言っても、その方法論には色々なテクニックがあります。自己宣伝になりますが、脳トレーニングに関しましては私のブログ小説「霜月の夕暮れ」を、お読み頂ければ参考になると思います。
次に「海馬の萎縮が止められないのに、MCIは改善できるというのがよく、わかりません」とありましたが、1回15分、1日に朝夕の2回の脳トレーニング実施で海馬の萎縮速度は大幅に軽減します。
問題は、急がせない、リラックスした気分を出来る限り保つ事、笑顔を絶やさない、どんなに間違っても決して責めない…など家族側の精神訓練も必要な事です。ですから私の認知症外来では、ご家族の教育にもかなりの時間を使います。
【ご質問】
母親が長谷川式テストで21点でしたが、
これって、MCIだと思うのですが、医師から、軽度認知症と言われました。
日常生活は、全く、支障がないのですが
テレビなどで
MCIだと、リハビリで治ると聞きました。
このMCIと軽度認知症の違いは何でしょうか?
海馬の萎縮が止められないのに、MCIは改善できるというのがよく、わかりません。
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