新しいウイルスと闘う人類(24)

私たち人類は、今もなお突然変異を繰り返している新型コロナウイルスに打ち勝てるのか?
私は極めて悲観的である。この地球上で最悪の生物と言われている人類(ホモ・サピエンス)が作り出してしまった生物体系の破壊に全ては起因していると考えるべきだからだ。
都市封鎖もワクチン開発も、全ては過去の成功体験でしかない。貧富の差、老若男女それらの何者も突然変異を繰り返すウイルスは、確実にその生命を奪い尽くすだろう。
72 歳である医師の私にも、このウイルスは襲いかかって来るだろう。ただ、その予防法と免疫力の向上に努め、飲酒、喫煙も一切しない私ではあるが、また健康管理には神経過敏なぐらいに注意して年に数回以上の人間ドック的な自己管理も10年以上は続けているが、それでも時間の問題でしかないと思う。今は極めて健康であるし、第一線の医師としての仕事と、細々とではあるが、5年以上は世界に向けてのブログも書き続けている。
しかし、どんなに頑張っても私は地球上で最悪の生物であるホモ・サピエンスの一人であるに違いない。どんなに偉大な政治家や医療人といえども、このホモ・サピエンスの一員である事にかわりはない。20万年のホモ・サピエンスの贖罪の時が来たのかもしれない。
私は、自分の世迷いごとの妄想が外れることを静かに祈るだけである。
私の生命がある限り、出来る限りの情報収集に努め自分の見解を発表して行くつもりではある。たぶん、未だ1年間ぐらいは出来るのかもしれない。
これ以降のブログは医学的な知見、宗教的な知見、死生観の問いかけなどが主体となって行くのかもしれない。
繰り返すが、私は自分の愚かな妄想が外れることを、ひたすら祈り続けている。もしかしたら認知症になりかかっている哀れな老人の独り言と受けとめていただけるならば、これに尽きる幸いはないのである。

新しいウイルスと闘う人類(23)

パリに住む女性のブログの記事からです。

【コロナウイルス 連結、団結の精神があるフランス国民】
政府が発布した外出禁止令もかなり多くの人が守っているようで、10日以上経っているのに人の姿を見かけない。どこで買ったのか、ほとんどの人がマスクをかけている。当初から「戦争」と衝撃的言葉を何度も繰り返し、団結、連帯を訴えているマクロン大統領への信頼は急に高まり、現在約43パーセントの人が評価。フィリップ首相の支持率も高まっています。
テレビニュースもそれのみに集中して報道しているだけでなく、視聴者からの質問も受けつけ、毎日専門家が答えています。庶民の素朴な心配にも注意を払ってくれるのは心強い。個人主義者が多いと言われているフランス人ですが、危機に陥ったときに国、あるいは国民全体にとって何をすべきか敏速に理解し、一致団結し、行動に移る国民なのです。それは、フランス革命と第二次世界大戦のレジスタンスで世界に示していること。こうした歴史的事実を振り返ると、時にはフランス人のように、目的に向かって頑固であることの重要性が分かるような気がします。この精神で、危機からきっと脱出できるでしょう。ぜひそうあって欲しい。
日本の状況は毎日気になるので、ネットで見ていますが、危機感があまりないようで心配です。まるで別世界のように思えるほど。ある日突然、爆発的に感染者が増える気配が感じられ、その場合の医療設備が充分にあるかも大きな気がかり。アメリカとヨーロッパで起きている事実を深刻に受け止め、早くから対策にあたらないと、人口が多い国だけに混乱騒ぎが起きそうです。
やはり、それぞれの人の判断、自覚、実行が大切だと思います。
それでも、フランス(推定人口6千500万人)のコロナ感染者数は拡大するだけです。
2020.04.01.の5万7千人から04.20.の15万5千人と3倍に増加しています。
この新型コロナウイルスに、私たち人類は何をやっても勝ち得ないのでしょうか?
スウェーデンの無抵抗主義が良いのでしょうか? 全ては歴史の証明を待つばかりです。

新しいウイルスと闘う人類(22)

こうして私の内部からは心身共に壊れ出していく錯覚に襲われた。その結果、自宅で倒れ近くの脳外科病院に搬送された。MRIとCTが撮られたが、異常な所見は何処にも見当たらなかった。このコロナ騒ぎの時代に救急車が何十台も入ってくる病院だった。4人部屋に入院させられた私の向かい側では、高齢者が肺炎を起こしているような咳を盛んにしていた。私の病院では、肺炎の患者さんには全て無料で個室隔離が原則となっている。もちろん、その老人はコロナのPCR検査はしていないと言う。私は恐ろしさに震え上がり、即刻自分の病院への転院を願った。若い担当医は救急対応で忙しく、その転院許可が出るまで2時間近くも待たされた。私はその病院の理事長とも面識があったが、一患者として願い出るだけだった。それでも午後6時には、何とか自分の病院スタッフに囲まれて転院した。自分の小さな城に帰って、私はどれだけ安堵した事か!
翌日の日曜日からは車イスに、つぎの月曜日からは杖歩行、入院3日目からは白衣に着替え入院患者さんの診察も行った。72歳の私は少しでも自分を甘やかしたら、一気に老化現象が進行することは誰よりも知っているつもりだ。
また今日からは、40歳代のベテラン医師もパートだが入職して来た。1年以上前から知り合いの医師のコネで口説き落としていた医師であった。やはり、思った以上に好感のもてる医師だった。医療に対する思いが私と同じ方向を向いている。常に患者さん中心の考えだった。
病院経営よりも、医師を始めとする医療スタッフ全員を大切にしなければ、彼らの生命と生活を守る事が最優先である事が、病院存続の鍵である。

新しいウイルスと闘う人類(号外)

【AFP=時事】ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止する「闘いに勝利した」と宣言した。同日夜から、流行対策として導入していた封鎖措置(ロックダウン)の段階的な解除を開始する。 アーダーン首相は「ニュージーランドでは、広範囲にわたる未確認の地域内感染はない」「われわれは闘いに勝った」と言明した。
ニュージーランドは約5週間前に新型コロナ対策の警戒レベルを最高の「4」に引き上げ、生活に必要不可欠な店舗や企業のみ営業を認めていた。警戒レベルは27日夜に「3」に引き下げられ、一部企業や持ち帰り販売の飲食店、学校などの再開が可能になる。
しかし、いつになったら新型コロナウイルス感染を完全に排除し、平常の生活に戻ることができるかは分からないとアーダーン首相は警告。誰もが「失われた社会的な接触を取り戻したい」と願っているものの、「自信を持ってそれを取り戻すためには、ゆっくりと注意深く進まなければならない」と国民に呼び掛けた。
その上で、「ニュージーランド国民の健康上これまで達成してきたことを、危険にさらすつもりはない。したがって警戒レベルを『3』にとどめる必要がある」と説明した。
人口約500万人のニュージーランドの感染者数は1122人、死者は19人。過去24時間に確認された新規感染者は1人だった。【翻訳編集】 AFPBB News
筆者)どうして、この様な甘い見解が出せるのか?  女性の首相だからと言うだけではないだろう。希望的な観測を述べているとすれば、哀れさを通り過ぎている。

新しいウイルスと闘う人類(21)

小さな病院といえども、新型コロナウイルスとの闘いは熾烈を極めている。マスクや予防着の備えは十分に足りているか、消毒薬、薬剤の準備におこたりはないか?少しでも、発熱のある風邪は来ないか?
120名以上の入院患者と、それと同数以上の病院スタッフの誰からもコロナウイルス患者さんは出したくないという焦燥感の続く毎日である。ウイルスのPCR検査は、多くの関連施設に幾ら頼んでも受けさせてはもらえない。胸部のCT撮影で異常な肺炎像が見つかっても、血液検査で強力に肺炎を疑わせる数字が出ても、PCR検査の依頼は拒否される。家庭でも子供は学校には行けず、始業式はいつ始まるか見当がつかない。先の見えない春休みが長く続き、それは夏休み以上の長さになるのか予測さえつかない。日本中の子どもたちが抱えている問題ではあるが、それで妻は疲れ果てている。
私自身、喫煙の習慣と縁を切ってからは30年以上、飲酒の習慣と縁を切って1年間、体重は標準体重よりは幾らか低い。それでも2020年の3月になってからは安定していた血圧の変化が激しくなって来た。自宅で安静にしている時の血圧は120/70ぐらいであるのに、病院に医師の仕事に出て多くの困難な問題に直面すると、時に血圧が190/110と、これまで経験したことのない数字がみられる。体温こそ36.0°Cと安定しているのが幸いであった。
次回に続く

新しいウイルスと闘う人類(20)

コロナの変異パターンは3種類=新型コロナウイルス―ワクチン開発に応用期待・英大学 国際データベースに登録された160例の新型コロナウイルスの全遺伝情報(ゲノム)を解析したところ、変異パターンが3種類に大別されることが分かったと英ケンブリッジ大などの研究チームが9日発表した。論文が米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。
変異パターンが病状や感染力に関与していれば、最適な治療法を探ったり、ワクチンを開発したりする上で役立つ可能性があるという。
新型コロナウイルスはもともとコウモリが宿主とみられる。ウイルスのリボ核酸(RNA)の塩基配列について、変異パターンをABCの3種類に大別すると、中国のコウモリに近いAは中国や日本の感染者でも見つかったが、米国やオーストラリアの感染者が多かった。
Aから変異したBが武漢市を中心として中国や近隣諸国で爆発的に増えたとみられ、欧米などに飛び火した例は少なかった。Bから変異したCはイタリア、フランス、英国など欧州で多かった。
ただ、解析したのは昨年12月下旬から今年3月初めまでに感染者から採取され、国際データベース「GISAID」に登録されたウイルス。その後、感染者が世界的に急増しており、ABCのパターン別分布は変化している可能性がある。
また、感染者から採取した初期のウイルスでさえコウモリから大きく変異していた。人に感染して重い症状を引き起こすようになった過程を探るには、昨秋以前の感染例を見つけるか、コウモリと人の間の中間宿主のウイルスを解析する必要があると考えられる。 (C)時事通信社
(2020/04/09 21:57)

新しいウイルスと闘う人類(号外)

【コロナワクチン】
《新型コロナウイルスの感染拡大で、実用化が期待されるワクチン。開発に成功すれば製薬企業は世界中で市場を手に入れることができる。それだけでなく、国の科学技術力の高さを示し、人類を救うことにもつながるため、各国政府や民間団体は製薬企業を巨額の資金で後押しする。いまや世界規模の開発レースが始まっている。
しかし、日本の製薬企業は、「スタートライン」にすら立てていない。
新型コロナウイルスのワクチン開発は、かつてないスピード感で進んでいる。通常、ワクチン開発には5年以上かかるといわれているが、今回のワクチン開発の多くは1~2年以内の実用化をめざしている。
欧米の巨大製薬企業が開発をリード
アメリカのジョンソン・エンド・ジョンソンは「今年9月までに臨床試験を開始し、来年初めには使用できるようにする」と表明。研究開発費は外部機関と共同で1000億円以上を投入し、アメリカの人口の3倍以上となる「10億回分を超えるワクチンを世界規模で供給する」と発表している。
同じくアメリカのファイザーも4月中に臨床試験を始め、年末までに数百万回分、2021年中に数億回分の生産能力の確保に向けて動いている。ワクチン開発で提携するドイツのバイオベンチャーに対し、開発費とは別に契約金や開発進捗に応じて1000億円以上の支払い契約をしている。
欧州では、ライバル同士が手を組むことになった。ワクチンの大手である仏サノフィと英グラクソ・スミスクライン(GSK)は、ワクチン開発で協業していくことを発表。今回の提携を「前例のないコラボレーション」と表現し、両社の技術を持ち寄って2021年下期までに開発を終わらせるとしている。
一方、日本でもまったく動きがないわけではない。活発なのは大阪の企業や大学だ。大阪大学発のバイオベンチャーのアンジェスは阪大とワクチンを共同開発していくと発表。大阪の研究所やベンチャーも加わり、吉村洋文知事も「7月から大阪府内で治験を開始する」と意気込む。また、阪大は阪大微生物病研究会(BIKEN財団)とも共同研究していく。東京では、国立感染症研究所や東京大学医科学研究所が研究に乗り出した。
ただ、いずれも中小や大学、研究所ばかりで、大手の製薬企業はあまり積極的ではない。》
私は、この様なニュースに接して、これらの多くはフェイク情報と考えた方が良いと思います。
所詮は、医学的な知見を持たないマスメディアのニュースですから!



新しいウイルスと闘う人類(19)

新型コロナウイルスの拡大が、世界中から、日本中から収束しない。
2020.4月も終わろうとしているのに、桜の花も寂しく散って終わってしまったのに、ウイルスの拡大は未だ猛威を奮っている。
2020.03.24. (厚労省報告)
・アメリカのコロナ感染は
62,027名
・日本でのコロナ感染は
1,128名(クルーズ船は除)
2020.04.14.
・アメリカのコロナ感染は
605,193名
(感染が10倍に増えてます)
・日本でのコロナ感染は
7,645名
(実数は5~10倍の推測あり)
以上途中報告です。
ちなみに海外の感染実態の図表をのせます。
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