診察室からコンニチハ(119)

このように、抗ガン剤治療というのは「ガン細胞の死滅と、健康な細胞の死滅の競争」という側面があるはずで、これがどちらに傾くかで結果が違ってくるのだと思われます。
私はここで「抗ガン剤治療をしてはいけない」ということを書いているのではありません。
抗ガン剤にはこういう事実がある、ということを知って、それでも積極的に選択するというのなら、それも一つの選択肢であると思います。
今の時代はおおむね2人に1人くらいはガンになると言われていますが、私自身は、もう少し時代が進んだ時には「ほぼ全員」が、一生のうちにはガンにかかると思っています。
その理由は、一言では難しいですが決して、食べ物がどうだとか化学薬品がどうだとか経皮毒がどうだとか、あるいは生活習慣やストレスがどうだとかの、そういう外部的環境の問題とはあまり関係ないです。そういうことではなく、私たちの世代は予想外の理由によって、ほぼ全員ガンになると思えてならないのです。
以前、月刊『文藝春秋』で、慶應義塾大学の近藤誠先生と対談された、ジャーナリストで膀胱ガンを煩っておられる立花隆氏が、
「抗ガン剤を投与された患者が体外に排泄するもの一切に抗ガン剤の毒が出る。患者のオシッコや大便にも出るから、看護する人は、排泄物が手についたら、すぐ洗い流さなければならない」
と述べ、さらには、
「抗ガン剤を投与した男性の精液にも毒が出る。だから、恋人の男性が抗ガン剤治療をしている時に、絶対に性的な行為をしてはいけない。まして、飲んだりしたら、とんでもないことになる。女性の体内に射精すると、毒が粘膜を経由して吸収される危険もある」
と語っておられました。さらに抗ガン剤の排出物は水洗トイレを通じて河川から、近隣の海水へと流し込まれ魚介類から生態系の全てに影響を与える危険性もあるのです。
(奥山隆三著『ガンはなぜ自然退縮するのか?』)
次回に続く
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