診察室からコンニチハ(122)

☆1952年−クロルプロマジンに向精神作用が発見され、精神病院の「閉鎖病棟」が開放される大きな動機づけとなりました。
*クロルプロマジン(Chlorpromazine)は、フランスの海軍外科医、生化学者アンリ・ラボリ (Henri Laborit, 1914-1995) が1952年に発見した、フェノチアジン系の抗精神病薬です。精神安定剤としてはメジャートランキライザーに分類され、メチレンブルー同様、フェノチアジン系の化合物です。塩酸塩が医薬品として承認され利用されています。日本においてクロルプロマジンは劇薬に指定されており、商品名はコントミン、ウインタミンなどです。
1954年 - アイオワ大学のシャーマン・ブンケにより凍結精子で初の人工授精児誕生が成功しました。
☆1954年−*アリック・アイザックス(イギリス)や*長野 泰一らが*インターフェロンを発見しました。
*アリック・アイザックス(英: Alick Isaacs、1921年7月17日 - 1967年1月26日)はイギリスのウイルス学者で、スコットランド・グラスゴー生まれでした。彼はインターフェロンについての研究で最もよく知られていて、1964年から1967年までの間、国立医学研究所(National Institute for Medical Research)のインターフェロン研究所の所長でした。
彼は1966年に王立協会の会員に選ばれましたが、それは彼の死の少し前のことでした。
*長野 泰一(ながの やすいち、1906年6月22日 - 1998年2月9日)は日本のウイルス学者。東京大学教授。元日本ウイルス学会会長。三重県尾鷲市出身。
1954年、生体における抗ウイルス免疫の研究中にウイルス増殖を抑制するサイトカインであるインターフェロンを発見したのです。
*インターフェロン
「*サイトカイン」の一種。ウイルス,異種RNA,ある種の糖の侵入により動物細胞がつくる物質。あるウイルスに感染した細胞が他のウイルスの感染を阻止する干渉現象から長野泰一(1954年),A.アイザックス(1957年)らが発見。α,β,γ型の3種があります。細胞がこの物質を受け取ると,ウイルス核酸の遺伝情報が読まれずにウイルスの増殖が阻害されます。この性質を利用して,ウイルス病や癌の治療にインターフェロンを応用する研究が進められています。一つは直接インターフェロンを投与する方法で,他は誘起剤を投与し生体内にインターフェロンを産生させる方法です。前者はヒト細胞由来のものでなければならない点に,後者は一般的に副作用が強くて連続投与できない点に難点がありますが,近年はヒト白血球,ヒト胎児繊維芽細胞などを用いた量産法とともに,遺伝子工学を応用した量産により医薬品として用いられています。
「*サイトカイン」は、細胞から分泌される低分子のタンパク質で生理活性物質の総称で、細胞間相互作用に関与し周囲の細胞に影響を与えます。放出する細胞によって作用は変わりますが、詳細な働きはいまだ解明途上です。
☆1957年-ウィリアム・グレイ・ウォルター (William Grey Walter) が、脳波測定法 (toposcope) を開発しています。
次回に続く
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