診察室からコンニチハ(129)

その後ケンブリッジ大学のロバート・エドワーズ教授は2010年にノーベル生理学・医学賞を受賞し、ルイーズは「素晴らしいニュースです」とコメントを寄せていました。
ルイーズの父ジョンは2007年に死去。母レズリーは体調を崩してブリストルの病院に入院し、2012年6月6日に64歳で亡くなりましたが、5人の孫に恵まれていました。
2018年5月20日、日本に招かれルイーズは六本木ヒルズで講演しました。その折に『読売新聞』によるインタビューで、自分は「ごく普通」の人間であるが、体外受精への理解を深めるため、マスメディアで積極的に話すようにしている旨を語っていました。
☆1979年 - アメリカ合衆国のオハイオ州の小児病院で、先天性の脳性麻痺の乳児に対する胃瘻経管造設手術方法として、従来の全身麻酔による開腹手術と比較して、低侵襲・低負荷・短時間で造設可能な、局所麻酔と内視鏡による、PEG: Percutaneous Endoscopic Gastrostomy(内視鏡による経皮的胃瘻経管造設術)が、Dr. Jeffrey Ponsky, Dr. Michael Gaudererにより開発されました。
☆1980年 - WHO第33回総会において天然痘撲滅宣言が行われました(最終症例は1977年、ソマリアにおいて)。これが疾病制圧の最初の例となりました。
☆1981年 - B型肝炎ウイルスの最初のワクチンが開発されました。
☆1982年 - HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の発見。
発見の発端となった米国のエイズの最初の報告は、1981年5月18日のNew York Native という男性同性愛者の新聞が、同性愛者の肺炎について述べていたものです。その症例は*CDC (アメリカ疾病管理予防センター「アメリカしっぺいかんりよぼうセンター、英語: Centers for Disease Control and Prevention:CDC」に報告され、CDC 発行の *MMWR(Morbidity and Mortality Weekly Report)は、米国疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention: CDCが毎週報告している感染症情報)に発表されました。
そして、一般報道の第1号は、1981年6月5日 Los Angeles Times の記事でした。「ゲイ男性に肺炎」の見出しで、ロスアンゼルスやニューヨークの 男性同性愛者に原因不明の重い肺炎が発生している 事を伝えたものです。この肺炎は後にエイズ患者の多くの死因になったカリニ肺炎(現在では、ニューモシス ティス肺炎、Pneumocystis pneumonia、PCP)のことでした。実はこの報告以前には、めったに出ない症例でした。
☆1981年 - B型肝炎ウイルスの最初のワクチンが開発されました。
☆1986年 - C型肝炎ウイルスの発見。さらに*レジオネラの発見と続きます。
*レジオネラ症とは、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)を代表とするレジオネラ属菌により引き起こされる感染症です。「在郷軍人病」と呼称される場合もあります。病気の発症様式として、肺炎が引き起こされることがあります。
レジオネラ属菌は、土壌や水などに広く分布する細菌で、温泉や噴水、加湿器などに潜んでおり、旅行シーズンと一致してレジオネラ症が増加することが知られています。温泉施設での集団感染例も報告されています。
次回に続く
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