診察室からコンニチハ(臨時)

9月末に名古屋で開催された「認知症サポート医」の講習会に参加して来ました。2日間で、9時間という講習は割と厳しかったです。その講習会のパンフレットに書かれてあった文面に感動しましたので、皆さま方にご紹介いたいと思います。作者は不明です。
【手紙】
年老いた私が、ある日 今までの私と違っていたとしても
どうかそのままの私のことを理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても、靴ひもを結び忘れても
あなたにいろんなことを教えたように見守って欲しい
あなたと話すとき、同じ話を何度も何度も繰り返しても
その結末をどうか遮らずにうなずいて欲しい
あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本の暖かな結末はいつも同じでも私の心を平和にしてくれた
悲しいことではないんだ、消え去っていくように見える私の心へと励ましの眼差しを向けて欲しい
楽しいひとときに私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのを嫌がるときには思い出してほしい
あなたを追い回し何度も着替えさせたり様々な理由をつけて
嫌がるあなたとお風呂に入った懐かしい日々のことを
悲しいことではないんだ、旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りをあげて欲しい
いずれ歯も弱り、のみこむことさえ出来なくなるかもしれない
足も衰えて立ち上がることすらできなくなったなら
あなたが、か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように
よろめく私にどうかあなたの手を握らせて欲しい
私の姿を見て悲しんだり、自分が無力だと思わないで欲しい
あなたを抱きしめる力がないのを知るのは辛いことだけど
私を理解して支えてくれる心だけを持っていて欲しい
きっと それだけで それだけで
私には勇気が湧いてくるのです
あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように
私の人生の終わりに少しだけ付き添ってほしい
あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと、あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えて欲しい
私の子供たちへ
愛する子供たちへ
以上です。
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