診察室からコンニチハ(188)

ジェネリック医薬品への疑問(Ⅷ)
これまで一般の内科医であれば、患者さんの「お薬手帳」を見せて頂ければ、その薬の内容から病気の内容そのものも多くは推定できたものですが、多数のジェネリック医薬品の登場で、薬品内容を検討するにも多大な時間を費やす事が稀ではありません。もちろん自院で出した薬であれば、容易に判断はつくのですが、他院で処方されたものでは戸惑う事が多いのです。また患者さんによっては、どのジェネリック医薬品が一番安いのかと質問して来たりする事も多くなります。高齢者では服薬ミスも多く、服み残しの薬もかなり認められます。この為に血圧や糖尿病の調整に手こずったりもします。
ジェネリック医薬品の競争原理も必要だとは思うのですが、やはり安全体制(精度管理)を考慮した上で、同一医薬品は、信頼できるメーカーに絞って行くべきではないでしょうか。少なくても、アメリカの例でみても、国外で製造するメーカーでは精度管理の監視強化に無理があるような気がしてなりません。真に医療費抑制政策を目指すのであれば、家庭医の普及や軽度な疾患での大病院への外来抑制(大病院では過度な検査が多い)など、考えるべき課題は他に幾らでもあると思うのですが。以上、私見をのべれば限りないのですが、ジェネリック医薬品への疑問、問題提起は今回で終わりにします。
次回に続く
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