診察室からコンニチハ(200)

さらにAIの発展による情報の拡大も危惧されます。氾濫する情報の波に私たちの精神が付いて行かれず、精神疾患が増大する傾向は現在でも認められています。膨大するサプリメント市場、喧伝される健康食品の推奨、認知症予防薬市場に蔓延する誇大広告など、余りの膨大な情報量に医師や薬剤師などの専門職の人間さえ振り回されてしまうのです。
これらサプリは、20世期後半から確実に増えていると言われています。一応「認知症患者さん」は、省略させて頂きます。認知症は年齢的な要因が色濃く反映されますので、統計的なデータから省略しておいた方が煩雑になりにくいと思いますので…
統合失調症の場合では、
患者調査(厚生労働省2015.01.28)によると、1999年の精神疾患の推計患者数(医療機関にかかっている患者数)は、1999年には外来170.0万人、今日入院34.1万人でしたが,2008年には外来290.0万人,入院33.3万人と、外来・入院の合計で1.6倍に増加しており、国民の40人に1人は精神疾患の治療のために医療機関を利用していると推定されます。
次にうつ病疾患数も見てみましょう。 これは厚生労働省が発表した、「平成23年度の患者調査」の「うつ病で医療機関を受診している患者数」の推移です。昭和59年(1984年)には11.0万人だった患者数が、平成11年(1999年)には33.5万人に、直近の平成23年(2011年)には70.1万人まで増えています。27年間で6.4倍です。
それでは、アメリカでの自閉症スペクトラムの調査結果を見てみましょう。
8歳児では1000人当たりの患者数は、2002年の6.67人から、2006年8.33人、2008年11.36人、2010年には14.71人になったと報告されています。
性別ごとの発生率には顕著な差があり、2010年の8歳児1000人当たりの患者数は、男子が23.7人、女子は5.3人となっています。
日本での自閉症スペクトラムの増加率はアメリカより更に悪化しているとの報告もあります。
次回に続く
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