診察室からコンニチハ(209)

私たち人類を10数年から数10年の間隔で苦しめるのは、前述しました様にA型インフルエンザウイルスの突然変異です。
A型インフルエンザウイルスは、感染したものの体内でどんどん進化するので、新型のウイルスが次々にできてしまいます。
そのため、流行前に作られたワクチンが対象にしていたウイルスと、構造が大幅に異なる可能性があります。つまり、一度A型インフルエンザのあるウイルスに対してワクチンができても、ウイルスが他の個体や、ときには別種の動物から発生したウイルスと結合し、より強い病原性を持つ新しいウイルスになってしまう可能性があるということです。
毎年、厚生労働省指導の元、そのシーズンに流行が予測されるウイルスに合わせて、インフルエンザワクチンが製造されています。予測技術は高まってきているものの、上記記載の通りウイルスはどんどん進化し、製造されたワクチンが対象にしていたウイルスとは別のウイルスに進化してしまうこともあるため、「今年は当たった」「外れた」のような話が出てくるのです。
特に近年話題になったもので、世界的に流行し、致死率の高さなどで非常に恐れられた「鳥インフルエンザ」「豚インフルエンザ」なども、A型インフルエンザウイルスに含まれます。
インフルエンザウイルスにはさまざまな種類があるため、一度かかっても同じ年度内でも、違うインフルエンザウイルスに感染することがあります。
その意味で、新型インフルエンザは季節性インフルエンザ以外に、どんな季節の時期にも世界的な大流行を引き起こしうるものが存在します。
新型インフルエンザとは、動物にのみ流行していたものが、突然変異的にヒトにも病原性を示すようになったものを指します。
次回に続く
【コロナウイルス時事情報】
新型コロナウイルスは中国でどのような状況になっているのか、誰も分からないと言っても過言ではありません。
中国政府発表では2020年1月30日の段階で感染者は7,800人でしたが、当時から現場は「10万人以上の患者がいる」と切実に訴えており、その乖離は壮絶なものがあります。(編注:2月24日現在、中国の保険当局によると感染者数は7万7,658人とされています)。
中国人ですらも中国共産党政権の発表など信じていません。中国共産党政権は、常に自分たちの都合に合わせて数字を歪曲し、情報を隠蔽してしまいますので、中国で真実を言ったら公安当局にすぐ連行されてしまいます。
日本でもアメリカでも政権に反対の人は堂々と反対運動を繰り広げて何事もなく日常生活を送っているのですが、中国では同じことをやったら無事に済みません。政権に不都合な人間は「みんな消される」危険性があるのです。
新型コロナウイルスが封じ込められなかったのも、中国共産党政権が当初は情報を隠蔽していたからでしょう。いや、最初から最後まで真実を隠し、今もインターネットにも強い規制を敷いています。
情報を隠蔽する。都合の悪い真実はねじ曲げる。それが中国なのです。
この情報隠蔽が世界中に、必要以上の混乱と不安を招いたのです。















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