レビー小体型認知症の父の娘さんへの回答

回答が遅れて申し訳ありません。

病院もコロナウイルス対策で、かなり混乱しています。不必要と思われる忙しさで毎日が追われています。
まあ、言い訳はやめにしてお答えします。
年が明けて37.5°程度の微熱が続いていたにもかかわらず、訪問看護師が「こもり熱」と言われたとの話、さらに尿路感染なら38°cの高熱が出るなどと、医学的に根拠のない話で、さらに胸に聴診器を当てて「肺雑音がしていないから大丈夫」などとはナースの越権行為ですし、医療法からいっても問題です。日本のナースにそこまでの実力がある人が何人いるのか疑問です。医師でも40歳以下の若い医師ではろくに聴診器を使える能力のない人たちが圧倒的に多いと言われる今の時代にです。
高齢者では無熱性の肺炎も多く、熱だけで判断するのは危険です。高齢者医学に精通した医師なら誰でも知っている事なんですが…
またケアマネージャーの人に、
「レビーのお父さんに指示が入らないから」と、言われたとの話ですが、このケアマネージャーもずいぶん勉強不足な人ですね、困ったもんです。レビー小体型認知症の方にどのように指示が入るからは、専門医の実力が問われるところではありますが。
オムツ交換をする時に、お父さまが自分で頭を上げてくださるとの事でしたが、それこそ指示が入っている証拠ではないですか、全く医療に携わる人間は何を見ているのでしょうか、同業者として恥ずかしさを禁じ得ません。
リハビリにしても、その様な医療スタッフの元では無理なんでしょうね、悲しい事ですが…。
まともに高齢者医療に携わっている人たちもいるのですが、少数派なんでしょね。私もそれほど偉そうにはいえないですが、それでも多くの文献と、認知症患者さんに接しながら医師としての自分の無力をかんじながら、それでも何かお役に立てる事がないか毎日を模索しています。
一つ付け加えておきますが、「嚥下リハビリ」は先ず発声練習からです。「あ~」「あ~」となるべく大きな声を出す事から始まります。
それがある程度できる様になりましたら、「あ~ん」「あ~ん」をなるべく大きな声を出す練習をして行けば、嚥下機能は少しずつ改善してきます。今回はこの程度でお許しください。
【ご質問】
成川先生、いつもお世話になります。
昨年、11月頃に階段から落下して相談させて頂いた際には、丁寧にお返事を下さりありがとうございました。


脳神経、整形を受診し、問題はなかったのですが、結局、寝たきりになってしまいました。
そして、1月27日、誤嚥性肺炎で入院しました。(現在は退院許可が出ています、退院に向けて食事介助の指導を受けるなど、退院に向けて準備をしています)
今回は退院後のサポートについてご意見を伺えたら、と思い、投稿させて頂きました。
長文にて、毎回失礼いたします。
まずは入院までの経緯について
説明させてください。
昨年11月、階段から転倒。
12月26日、褥瘡の為、皮膚科の先生の往診。仙骨とかかとに褥瘡ができました。
(膝が硬直して曲がったままだったのでかかとに圧がかかり、かかとに褥瘡ができました)
12月27日より、毎日、訪問看護師の方に褥瘡の処置に来てもらってました。


年が明けてから、37度5程度の微熱が続くようになり、
『尿炉感染などの可能性はありますか?』と来てくれた看護師さんに聞いたら、
『暖房のきいた部屋で羽毛布団を掛けているから"こもり熱"だと思う、尿炉感染は38度を越える』と言われました。
入院の10日程前、38度を越える高熱で、
ゼーゼーしました。
『肺炎は大丈夫ですか?』と聞いたら、
看護師さんが胸に聴診器をあててくれて、
『特に音がしないから大丈夫です』と言われました。
そして、1月27日の朝、顔を拭いた時に、何かしらの違和感を感じ、熱を計ったら、
39度5でした。
すぐに総合病院を受診した所、"誤嚥性肺炎"でした。
先生からは、もっと早くに連れてくるべき、と言われましたが、
毎日、看護師の方が来てくれて、
その都度、微熱や高熱、気になることを話していたし、大丈夫と言われて安心してしまってた。
ゼーゼーしてた時も聴診器をあててもらって大丈夫と言われた。
と伝えたら、
『肺炎はレントゲンじゃないとわからないよ!』と言われても、素人の私にはそんなこと分かるはずもなく…
しばらく前から肺炎を起こしていたようです。
すぐに内科受診を考えるべきでしたが、
看護師さんの『大丈夫』を鵜呑みにしていたことに、後悔と反省をしました。
先生からは、寝たきりにさせていた事、
食事も全て介助していた事を指摘されました。
自分で食べるより、
人から食べさせてもらう方が、
誤嚥性肺炎になりやすい事。


ケアマネージャーの人に
『何とか歩けるよう、訪問リハビリか訪問マッサージを受けたい。
もし歩けないとしても、自分で食事をして、排泄も自分の力で出来るようにさせたい』
と言っていたのですが、

"レビーのお父さんに指示が入らないから、そんなのしても元には戻らないよ"と言われてしまい、もう何も言えませんでした。
確かに、指示が入らないかもしれません。


でも、オムツを変えるとき、褥瘡の薬のパットを張り替える時、やり易いように身体を傾けようとしてくれるんです。
頭が枕から落ちているとき、
『枕を入れるよ』って、手で頭を持ち上げると、
自分でも頭を上げようとするんです。
だから、全然分からない訳ではないと思うんです。
ケアマネージャーの方に、
私の意見ばかり言っても、客観的な意見を聞かないただのワガママになると思い、それ以上は何も言えませんでした。
もっと早く、
転倒前の状態まで回復するよう、
何とかしていれば…と思うと、


悔しくて仕方ありません…
退院が近くなり、歩けないにしても、
マッサージやリハビリで褥瘡が出来ないように寝返りが自分で出来るように欲しい、
排泄も自力で出来るよう何とかならないか、と看護師や相談員の方に相談をしていますが、
『お父さんは指示が入らないので無理です。リハビリをすることで、動けるようになり、ベッドからの転倒の方が怖い』と言われます。
そう言われると、何も言えなくなります。
特に便が心配で、
今は摘便をしてもらっています。
この摘便をなるべくしてもらわなくても良いように、自力で何とかならないかな…と思っています。
というより、退院後、
自力で便が出せなければ、どうしたら良いのか…。
その質問に対しては、
『その時は、内科を受診して、
訪問看護を使って、摘便してもらって…』とのことです。
そして、心配なことが有れば、訪問看護の看護師に相談して…と言われて。。
訪問看護の看護師の方を信じて相談をしていたからこそ、肺炎に気づくのが遅くなったのに…
やはり、診断をしてくれるのは、医師の方だと思うのですが…
寝たきりで内科受診…?
往診は…?と聞くと、
『血圧も血糖値も正常値。内科的に問題がないから往診を受けてくれる病院はない』と言われました。


座位が取れるようになれば、
お腹に力も入り、
出るようになるのではないか…、
そう感じます。。
そもそも、"指示が入らない"という言葉自体に違和感を感じます。
"指示が入らない人"は、
機能が衰えるのは仕方ない、
改善させる必要もない…、、


認知症患者はこれほどまでに軽視されるものなのでしょうか…。
看護師の方のいうとおり、
"指示が入らない"人には、
何も出来ないってことなのでしょうか?
肺炎は治りました。
じょくそうは仙骨のみまだ完治しておらず、
皮膚科の先生にお世話になる予定です。
皮膚科の先生の判断ですが、
入院前のように毎日、訪問看護の看護師の方に来てもらった方が良ければ来てもらうつもりでいます。
いつも先生におたずねして申し訳ありません。
先生のご意見を参考にさせて頂きながら、
退院に向けて準備を進めていきたいと思っております。
ご多忙な中、いつも申し訳ありません。
先生のお時間のあるときに、
先生のご意見をお聞かせください。












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コメント

いつもありがとうございます

成川先生、

この時勢のご対応、
大変ご多忙な中、
早々にご丁寧なお返事を頂きましてありがとうございます。

いつも本当に感謝しております。

訪問看護師の方々、、
聴診器を当てて、診断するのは越権行為なんですね。。

ちなみに、訪問看護の方は、
今回入院している病院が併設している訪問看護ステーションから来てもらっていました。

内科の担当してくださった医師の方が、
訪問看護ステーションに注意をして下さっていると良いのですが…。

今後は微熱が続くようなら、
躊躇わずに、内科を受診しようと思います。

成川先生からいただくお言葉は本当に有り難く、胸が熱くなります。

成川先生のような本物のお医者さんが増えてくれたら良いな、と、、

患者や患者家族が安心して介護に向き合えるような環境が、

どの地域でも実現すると良いな…と心底思います。

嚥下リハビリ、やってみます!

形のある食べ物が食べられる日が来ると良いのですが…。


本当にいつもいつもありがとうございます。

成川先生、お身体ご自愛くださいませ。