新しいウイルスと闘う人類(17)

スウェーデンの戦い(2)
新型コロナウイルス対応でスウェーデンは厳格な自己隔離体制の導入を見送り、国民が集団検疫を行うことで国内での感染拡大を遅らせることを決定した。スウェーデン政府は、同国は、感染者数が国民の60%に達した場合も安全であることを確信している。「タイムズ」紙が報じた。
スウェーデンは国として自国隔離体制を導入することを否定している。政府は、健康な国民の中でゆっくりとウイルスが拡大することを許容し、その際、新型コロナウイルスから重大な影響を受ける高齢者などの保護を実施する。公表されたデータでは、スウェーデンでは新型コロナウイルスの感染者数は6000人を超え、373人が死亡している。この場合、スウェーデンの研究者らは、感染拡大の終わりはすでに近いとみなしている。数学的予想によれば、国民の60%が5月中旬までに新型コロナウイルスに感染するという。
新型コロナウイルス対応は、英国に世界最大の感染者専門の蘇生センターが開設されたが…。
集団検疫の考えは、英国政府が提唱した。しかし、集団検疫の追及では人々がもたず、保健システムも大きな負担となるという考えが社会的不満の爆発を招き、英国政府は新型コロナウイルス対策の戦略を完全に変更する必要が生じた。
スウェーデン国民は反対に政府と国家の保健システムの代表への高い信頼を示し、国が集団検疫を実施し、その後に生活が正常化するのを静かに待っている。同様に国民は、現在、厳しい検疫期間を導入している各国が直面している感染症の急激な拡大を、スウェーデンは、導入された集団検疫によって秋には回避することができると確信している。
26ヵ国に対して実施した国際的な調査企業「YouGov」のアンケートデータによれば、スウェーデンは、新型コロナウイルスの感染を心配していない国の1つとなっている。
また、タイムズ紙によれば、新型コロナウイルス対策でスウェーデンモデルを支持していない多くのスウェーデンの研究者の中には、この方法には容認し難いリスクがあるという意見があるという。実際、感染拡大が管理できない下では、感染は急速に広がり、医療機関は増大する患者に対応できなくなるおそれが生じる。さらに、政府の計算によれば、罹患率の拡大を秋には減少に転じさせるという集団検疫は、それほど効果がなく、今日同様、新型コロナウイルスがスウェーデン人の生命を奪っているおそれがある。
それでもスウェーデンの政府と国民はウイルスとの共存を継続している。何が最良であったかは、数年後の歴史が証明してくれるのだろうか?
次回に続く
関連記事

コメント