新しいウイルスと闘う人類(27)

スペインかぜは1918-1920年に世界各国で極めて多くの死者を出したインフルエンザによるパンデミックの俗称である。第一次世界大戦時に中立国であったため情報統制がされていなかったスペインでの流行が大きく報じられたことに由来する。
世界中での死者5千万人とも言われているが、その時に日本では何が起きたか?
日本での総死亡者数は44万人。前期流行は(1918年10月から1919年5月)での死亡者数が26万人、後期流行(1919年12月から1920年5月)での死亡者数は18万人と言われている。
ただし1918年当時の日本の人口は5千600万人だった。現在とは比べものにならない1/2以下の人口密度である事を考慮すると、今回の死亡者数が比較できない。またウイルスの突然変異のパターンも違っているので全ては分からない。
さらに情報過多による混乱の度合いに、極端な違いがある。経済的な規模も違うし、人口の半分以上は農業であって、「3密度」なんていう概念もない。もっと広い原野で多くの人々は生活していたのである。
某週刊誌に、「スペイン風邪」の記載があったが、その記事を読む限り、いかに彼らが不勉強であるかを改めて思い知ったので、あえて実際の真実を記載したのである。
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