新しいウイルスと闘う人類(28)

暖かい季節になれば、新型コロナウイルスの勢いは止まるのではないか――。世界的な流行が続くなか、そんな見方は弱まったように思えるが、新たな研究から希望を見いだすことはできるのだろうか?
新型コロナウイルスが季節性かを確定するには、まだ早過ぎる。それを見極めるには、1カ所で1年を通した変化を調べる必要がある。
ただ、世界の異なる気候における感染拡大に注目することで、ヒントは得られる。
どんな証拠がある?
コロナウイルスが涼しく、乾燥した地域で特に感染することを示す証拠はある。
ある研究は、3月10日までに新型コロナウイルスの大きな影響を受けた国々(確認されずに地域で感染が広がった国々)は、影響が小さかった国に比べ平均気温が低かった。
別の研究では、COVID-19(新型ウイルスの感染症)の患者が40人以上出た中国の100都市に注目。気温と湿度が高いほど、伝染の確率は低いとの結果を得た。
さらに、専門家の評価を受ける前の別の研究は、新型コロナウイルスの感染者は世界中で見つかるが、少なくとも3月23日までは、大規模な流行は「比較的涼しく乾いた地域」で特に発生したことを示している。
だが、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院の研究者グループは、新型コロナウイルスは世界保健機関(WHO)の分類上の全地域に広まっているとし、「寒冷で乾燥した地域から高温多湿の地域まで、実質的にすべての気候帯に及んでいる」と指摘している。
南北の差はある?
インフルエンザなどの多くのウイルスでは、北半球と南半球では季節的なパターンがみられる。ただ、赤道近くの熱帯地域では同じパターンは当てはまらない。
COVID-19のウイルスの感染拡大がみられるマレーシアやコンゴなどの高温多湿の地域は赤道に近い。そのため、他の地域の参考になる最適な証拠を提供することにはならないかもしれない。
筆者 : 再度繰り返すが、この、突然変異を繰り返している新型コロナうィルスの拡散は一時的な小康はあっても、その変異を繰り返しながら確実に我々人類を襲って来るだろう。世界医学史のどこを見ても、これに値する文献資料は見当たらない。ただ多くの専門家が希望的な推測を述べているに過ぎない。

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