コルサコフ症候群について

コルサコフ症候群について
10月24日の私の講演「認知症」の後でコルサコフ症候群についての、ご質問を頂きましたが、時間の制約もあって「禁酒を続けなければ手の打ち様がない」との説明で終ってしまいました。
今日は典型的なアルコール障害に基づくウエルニッケ脳症とコルサコフ症候群について、ご説明したいと思います。
ウエルニッケ脳症は急性期
コルサコフ症候群は慢性期
のアルコール障害と位置づけられています。基本は長期飲酒による栄養障害(特にビタミンB1の欠乏)です。
1)ウエルニッケ脳症
症状は、眼球運動障害、意識障害、運動失調が 認められます。
治療法は、早い段階で点滴によりビタミンB1を投与する事です。
2)コルサコフ症候群
症状は、見当識障害(自分が何処にいるかも分からない、配偶者の名前も分からない)、健忘症、妄想、作話(忘れてしまった事を嘘の話しでつじつま合わせをする)等が認められます。
治療法は、殆んどありません。ここまで慢性化すると、ビタミンB1の投与では間に合いません。脳細胞の萎縮が、かなり進んでいるからです。
以上ですが、他にご質問がありましたら、何時でもどうぞ。
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