青空を求めて(49)

朝の体操は子供たちでも辛そうだ。まして60才を過ぎた私にはサウナでジョギングを強要される様な過酷さがあった。
体操の後は親子リレーが続く。覚悟を決め親子リレーに臨むしかなかった。肚を括ると暑さも何とか耐えられる。12時やっと昼食、食事をしていても背中を照りつける太陽の暑さはどうにもならなかった。
12時半解散、皆んなは少しずつ立ち上がって夫々が1時10分には小金井公園を出る。1時半三鷹のマンションに戻る。安西さんはすでに出勤していた。
岸沢さんも程なく出勤して来て先ずは悠真を風呂に入れてくれる。続いて私も急ぎ風呂入ってしまう。ともかく全身が汗だくだ。風呂に入らないと休息を取った気がしない。入浴後にそのまま一時間程眠ってしまう。
10月2日(土)保護研
午前9時15分から11時50分が保護研である。今回は11月4日小学校受験の準備と心得とも云うべき趣旨の説明が多くなされた。受験時に学校側からなされるだろうと云う質問内容のQ&Aも詳しく説明を受けた。
(1)我が家の教育定見(家庭内での教育指針)
(2)学校の良さ(どの様な理由で学校を選択したのか)
(3)家族の話し合い(自分の子供をどんな大人にしたいと思っているのか、常日頃からどの様な話し合いがなされているか)
(4)相手に伝わる話し方
妻も懸命にメモ書きしていた。他の保護者たちも真剣な眼差しである。
私はここで奇妙な事に気が付いた。自閉症児側の保護者は全員がスーツ姿なのに、健常児側の保護者の多くはジーンズなどのラフな人たちが多いのである。
その差は何故なのかを考えてしまう。恐らく健常児側の保護者は何もここだけが学校ではないし、面倒な事を言うなら公立の小学校に行けば良いだけの話だと云う意識の人が多数を占めているのではないのだろうか?
一方の自閉症児側の保護者は他に行くべき学校がない。この学校でこそ自閉症児の適切な教育を受ける事が出来ると信じて疑っていない。この決定的とも言える意識構造の違いが服装の違いとなって象徴されているのだろう。
それでは健常児の保護者たちは何故有名校でもなければ進学校でもない、この学園に我が子をわざわざ受験させ様とするのか、それは現存の小学校(公立)では、登校拒否、イジメ、モンテスターペアレントが蔓延し学級崩壊も稀ではなくなっていると云う厳しい教育現場では受験校でもなくても、心根の優しく躾けの行き届いた教育をしてくれる学校に子供を行かせたいと云う思いは同じであろう。
事実、同じマンション内に住む子供たちでも私立に通っているか公立に通っているかは、その挙動動作で一目瞭然に分かる。貧富の格差が教育現場にも確実滲み通っている。
明日に続く
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