青空を求めて(55)

1月9日(日)三鷹に戻る
夜11時になっても悠真は全く寝ようとしない。妻は疲れ果てたのか一階和室で一人寝てしまう。悠真は泣きながら私にオンブを幾度ともなくせがむ。
仕方がないのでオンブをしながらリビングを往ったり来たりと一時間以上は繰り返す。私自身の背中と腰が辛いので30分ほど様子を見て、布団に寝かしつける。少しウトウトして来たので大丈夫だろうと悠真の脇からそっと立ち上がると、また起き出して来る。がっかりしてオンブを又やり直す。そんな事を数回ぐらい繰り返し午前1時になって悠真は何とか本格的な眠りに就いてくれた。1時20分やっと私も自分の寝室で横になる事が許された。
8時20分自然に目が覚める。8時半悠真を起こしトイレ誘導、寝小便は無し。9時に朝食を取り、11時から12時10分まで近くの公園に悠真を連れ出し散歩。またブランコ漕ぎを30分近くする。ともかくこの頃の悠真はブランコが最大の趣味と言って良かった。
12時20分宅配ピザで昼食、食後は三鷹への帰り支度が待っている。家中の加湿器6台の水を全て抜いてフィルターの熱湯消毒を丹念にする。消毒の終えた加湿器を一台づつ風呂場の中に立て掛けて行く。この加湿器の処理だけで一時間以上はかかる。
2時半病院スタッフが手伝いに来て、必要な荷物をワンボックスカーに積み込み3時半に横浜の実家を出発する。午後5時になって三鷹のマンションに帰り着く。それから一時間近くもかかって積んで来た荷物の整理が終わり、ミニ引っ越しが一段落する。午後8時「味の民芸」で夕食を取る。
1月15日(土)保護研
午前10時から12時10分までが新年の保護研である。また園長の熱っぽい話が30分以上続く。自閉症児の年長クラスで父親の参加は私一人だった。妻は自宅で人形製作に忙しそうだ。
12時半マンションに戻り、1時10分には4人分の弁当を私一人で買って来る。1時20分昼食。
2時半には悠真と散歩に出掛ける。マンション脇の公園でブランコ遊びをさせていると3才ぐらいの女の子が寄って来て、
「私にもブランコを漕いで」
と言い出す。側に親らしき人も見当たらない。仕方がないので悠真と女の子の背中を代わり番こに15分ぐらい押し続ける。女の子の背中を押しながら、
「3才で、こんなにも立派なお話が出来るんだ」と、
悠真を振り返りながら私は少し寂しい気持ちに襲われた。今高校2年の娘も3才ぐらいの時は夫婦間のあれこれを私の実家で今は亡き両親に喋りまくり、妻も私も随分と恥ずかしい思いをしたもんだ。それも今は懐かしい思い出となってしまったが、もうすぐ7才になろうとしている悠真が殆んど会話らしい会話が出来ないと云うのは、やはり親としては頭の痛い問題だ。
明日に続く
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