認知症詩集(24)

父が朝から怒鳴っている
何時になったら飯が出る!
さっき食べたばかりなのに…
毎日の事なので困り果てている
医者に相談しても解決しない
食欲のある内が花ですよ…などと言って医者は笑っている
意味もなく怒鳴られている
私たち母子はどうすれば良いのだろうか!
もちろん父は病院に行かないし
私たちは我慢し続けるだけ
誰に相談すれば良いのか!
思いあまった私たちは
夜中にそっと家を出て
しばらく安宿に身を隠す
数日して家に戻れば
父は病院に担ぎ込まれ虫の息…
近所中の白い視線の中で
身を隠す様にして日々暮らす
それでも心の奥底では
余りに哀しい現実に
認知症の父の病状と
私たち母と子の置かれた立場に
手を取り合って泣き続ける
それしか出来ない私たち…
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