認知症詩集(27)

今年も桜の花は満開である
父が亡くなって早や十年…
散り急ぐ満開の桜吹雪の許で
突然の交通事故による死…
まるで桜花の散り際を追う様に
遺された母子三人はともかく
手を取り合って生きた…
しかし、この数年…母は認知症
への道を真っ直ぐに進み出し
特に桜の季節は突然に乱れ
お父さんを殺したのはお前達だ
所構わず言い触らし何も食べず
疲れ切って寝てしまう
このままでは我が家は持たない
ともかく病院へと強制的に入院
独房とも個室とも言えぬ部屋で
母は兄と私を一日中罵っている
やはり私たちは親不孝なのか!
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