認知症詩集(29)

寒いのか暑いのかも分からず
季節の移り変わりにも関心なく子供たちが代わり番こに来て
口に粥を注いでくれるが…
誰が誰かも区別がつかず
味覚もなく、ただ呑み込むだけ
朝の清々しさも夜の帳も知らず
春の桜も秋の紅葉にも興味なく
朝が来て、また朝が来て
目は霞み、耳は遠く…
静かにゆっくりと私の心の臓も
動く事に疲れ感じたまま閉じて行く
関連記事

コメント