認知症詩集(38)

死への覚悟
いわゆる死生観
人は精一杯に生きて
自然のあるがままに死を迎える
徒な延命はしない
心の在り方も同様に
社会的に人の支えが出来ない時
職場からも地域社会からも
去るべき時は去る
象は死期を悟った時
自ら象の墓場に出向き
黙って身を横たえ死を迎える
人間だけが哀しく喘いでいる
もう少し何とか成らないかを
万物の霊長と云われる人間…
一体何にこだわって
認知症になるまで生きるのか?
そんな素朴な疑問が胸の奥底で
湧いては消える…
こんな疑問を抱く事自体が
傲慢の誹りを受けるのか?
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