睡眠時無呼吸症候群

肇さんへの回答
先ずイビキがなぜ発生するかを考えてみます。慢性副鼻腔炎や扁桃腺肥大症等の耳鼻科的疾患でイビキの発生が多いのは良く知られた事実です。しかしイビキの発生の基本は気道の狭窄にあります。気道周囲の脂肪沈着が著明だったり( 肥満による)、気道周囲の筋肉層が弛緩していたりすると気道が狭窄しやすい体型になってしまうのです。それ以外にも小鼻や顔面から気道にかけての遺伝的要因による骨格形成も大きく関与してきます。起坐時や立位時では気道周囲の脂肪沈着や筋肉層の弛緩も重力の法則に従って下方に傾いていますから、気道狭窄は起こりにくくなります。ところが臥床時ですと脂肪沈着等は気道そのものを圧迫します。そしてイビキの発生となります。これが睡眠時無呼吸症候群SASの発生機序です。気道狭窄が起これば当然の如く空気が肺に届きにくくなりますから体が低酸素状態となります。脳にも酸素が行きにくくなります。つまりは低酸素脳症となる訳です。この結果として睡眠の質は極端に悪くなります。どんなに睡眠時間が長くても脳は休息が出来ていないのです。ですから日中でも眠くて仕方がないのです。同僚の方は睡眠時無呼吸症候群SASの疑いが濃厚です。自宅でも簡単に出来る簡易型のPSGと言う検査もありますから、一度病院やクリニックでご相談します事をお勧めします。なおSASにかかっていますと健常者に比べ脳梗塞や心筋梗塞にかかるリスクが何倍にも増します。また糖尿病や高血圧の患者さんでは15~30%の確率でSASにかかっているとも言われています。当院でもSASの検査と治療は出来ます。



はじめまして。
先生のブログを拝見して、睡眠時無呼吸症候群にも
お詳しいと思いまして質問いたします。
私の同僚が会議中に居眠りをしてしまうんです。
本人にちゃんと寝ているかと聞くと、睡眠時間はとれているが鼾をかくとのことです。
会議中だけでは判断できないでしょうが、何かアドバイスがあったらお願いします。

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