アルツハイマーのピック化

ヨシエさんへの回答
81歳のお父さまがアルツハイマー型認知症の診断でアリセプトとメマリーを服用されているとの事ですが、実はこの服用方法に問題があるかもしれません。医学の進歩過程で私たち医者は試行錯誤の繰り返しを続けています。これは避けようのない医学の歴史とも言えるものです。アリセプトとメマリーの併用療法はこれまで多くの医者が実施していましたし、今でもかなりの医者が処方しています。この30数年、実に多くの認知症薬が厚生労働省から認可され、その何年後には医学的に否認された薬が多々あります。あと数年後には、このアリセプトとメマリーの併用療法も医学的に否認される時代が来る様な気がしてなりません。どちらも意義のある薬ではあるのですが、その併用療法に問題があるのです。アリセプトは意識を向上させたり興奮させたりする作用があります。一方のメマリーは意識を抑制させたり興奮を鎮めたりする作用を持っています。つまり互いに逆の作用を示しているのです。ですから医学的に考えれば、その病状に合わせどちらか一方の薬だけが服用されるべきなのです。薬理学的には微妙な作用機序のニューアンスの難しさがあって、私の考え方が単純だと言う医師の方も多くいるかもしれません。しかし私は基本的にアリセプトとメマリーの併用療法には反対です。ですから暴言のひどくなった一年前からアリセプトは中止すべきなのです。それだけでも暴言はかなり治るのです。それすら知らない医者が余りに多くいます。どの様な病気でもそうですが病状が悪化する様であれば一度は医者を変えるべきです。セカンド・オピニオンは今や患者さん方の権利を守る上では常識ですから。そして私の率直な意見を言わせて頂くなら、お父さまの病状はアルツハイマー型認知症と言うよりはピック病に近い症状です。となれば、やはり認知症専門医の診断を受ける事が最優先されるべきです。ネットなどで精神科を中心としたドクターは容易に探し出す事が出来ます。しかし重要な事はご家族の話を良く聞き、患者さん本人を丁寧に診察してくれる医者を探す事です。高度な医療機器の画像診断だけに頼っている医者は要注意です。



アルツハイマーとの診断を受けた81才の父ですが数年前から認知症の薬、アリセプトとメマリーを服用していますが、この一年前から私と母に対する暴言がひどくなっています。親子3人の生活ですが毎日重苦しい生活がつづいています。かかりつけ医にも相談するのですが、もう少し様子を見る様にといわれるばかりです。どの様にしたら良いのでしょうか。

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