ひとり言シリーズ(6)

認知症と在宅療法
認知症患者は在宅で見るべきだと言う厚労省の基本方針には私も賛成である。アルツハイマー型認知症の初期から中期までの段階であるならば、ご家族のかなりの苦労は大変なものの未だ何とか対応は可能であると思う。しかし重症化と混合化(アルツハイマーのピック化など)が進行すると、もう自宅での介護は極めて困難になって来る。それでも頑張っていらっしゃるご家族も時にはいる。頭が下がる思いがする。中には15年以上も在宅で頑張っていらっしゃるご家族さえいる。そう言うご家族の前では言葉に出来ない感動さえ覚える事がある。何とも言えぬ温かかな空気が伝わって来る。その忍耐力と介護力(愛情の結晶としか表現の仕方が出来ない)の前で私は、医師としての自分を恥じる。在宅と言うご家族の圧倒的な介護力の前で私たち医師は脱帽するしかないと思う。
関連記事

コメント